九条 鏡月(くじょう きょうげ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
どうやら刀の練習をしていた様で、室内はどうも蒸し暑い…、そんなこんなで此方を見るや否や2人とも顔を見合わせ微笑み、刀片手に万遍の笑顔で此方へと走ってくる。少し…狂気を感じた……
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
武道場の奥へ行くと、少し広めの和室が広がっている。障子越しに日差しが少し眩しかった。席に座ると彼は話をし始め、彼女の方はお茶を立てていた。
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
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日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
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神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
部屋の中はベッドと机。そして空っぽの本棚…意外と質素だった。そこにお気に入りの小説やらケーブルを差し込み、自分の部屋を作って行く。掃除は最近した様子で、部屋内は埃が見当たらない程に綺麗だ。
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
呟くが、徐々に口数が少なくなって行く。1時間半程で部屋の模様替えは終わり、刀を持って武道場に向かう。廊下は異様に冷たかった。
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
そう言うと、先生は狐美夜から少し離れる。狐美夜はそうすると、刀を掴み、大きく息を吐きながら目を瞑った。すると、狐美夜が腕を伸ばした程の大きさの水色の円が現れた。
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
そう言うと、手に持っていた林檎をポイッと狐美夜目掛けて投げ捨てる。彼女は目を瞑っており、見えない筈だ。しかし、円の中に入るや否や、見えない斬撃により林檎は綺麗に真っ二つに切れた。
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
そう言い放ち、僕にも彼女の真似をしてみろと先生は言った。僕は息を吐き、技を真似て繰り出そうと刀を掴み目を瞑る。
……しかし、技どころか円すら僕には表れやしなかった。
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
先生はにやりと不敵な笑みを浮かべた。
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
ぱちぱちと手を笑顔で鳴らし、僕達にそう諭した。僕は、まだ兇・行冥抜刀を使えなかった。心にもやもやが絡み付いたまま、和室へと向かった。
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
家族。と言う言葉が少し引っかかるが、その空気を良くも悪くも先生がぶち壊してくれて僕は安堵した。僕の席の後ろにどうも古臭いキッチンがあった事に今更気が付く。
外はもう夕焼け空。紅葉が空を覆い尽くしている様なオレンジ色に染まっている。外を見ながら味噌とネギを取り出し、狐美夜に渡す。どうやら味噌汁に使う様子だ。
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
そんなこんなで会話をしていく内に料理は出来上がった。味噌汁、ご飯、鮭のザ、和風な夜ご飯だった。とてもじゃないが食欲を唆らせない訳が無い。
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
楽しく会話を続ける……楽しい。親は母一人、皆とわいわい食卓を囲める事は少なかった僕にとっては、この状況はとても楽しかった。他人、苗字も違うし年齢も違う。だけど、家族の様に思えてくる。
皆も新しい家族が来て嬉しいのだろう。笑みが零れている。皆と一緒に食卓を囲むのはこんなにも楽しいのか…そう感じた。
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
俺は皆の皿を掻き集め、洗う。水は温水は出ないようで、手の感覚が徐々に無くなる感触が包み込む。何時の間にかゴム手袋を何重にもしているの様な感触が包む。
皿を洗い終わると、狐美夜の次に風呂に入った。途中で先生が乱入して来たのは少し驚いたが……。そして部屋に戻り、電気を付けた。
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
僕は椅子に座り込み、そう呟く。兇・行冥抜刀を覚えられなかったのが少し残念だ。そう思い、練習をしてみる事にした。何度も…何度も…刀を抜いては鞘に戻しを繰り返す。しかし出来なかった。 すると、部屋の戸が開く。狐美夜が入ってきた。
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
急いで鞘に刀を戻そうとすると、狐美夜はその手を引き止めた。
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
僕は笑顔で彼女の手を掴みそう言った。彼女は微笑み、2人で一緒に部屋で稽古をした。そのお陰か、少しだけ感覚は掴めるようになってきた。それを伝えると、狐美夜は嬉しそうに喜んだ。
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
日上 雅義(ひじょう みやぎ)
神戸埜 狐美夜(こうべの こみや)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
僕の部屋の戸に耳を傾け、そう呟く。どうやら狐美夜と僕の関係が気になって仕方なかったらしい…。安堵の微笑みを浮かべると、九条は何処かへ電話を掛け始めた。
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
プツリッ…プーーっ、プーー
九条 鏡月(くじょう きょうげ)
夜の廊下を歩き、九条は部屋の戸を開けて自身の部屋へと入って行った。
続く 作.嘔吐下痢
名前:神戸埜 狐美夜 好きな食べ物:イチジクのタルト 嫌いな食べ物:精進料理 性格:大人しめな性格に見えるが、本当は悪ふざけ大好きで初対面でも呼び捨て。しかし、周りの空気を読むのは人一倍得意で緊迫した空間が嫌い。 落ちぶれた魂霊術師の家系に産まれ、その環境から脱却する為に強さに執着していて、何度も殴られ、暴言を吐かれ、暴行を受けるが、才能が無くその家系の技が覚えられず、殺されそうになった時に九条に助けられた。九条に恩返しをしたいと思っている。
コメント
2件
あぁぁあぁ…!林檎ぉぉ! 🍏)怖い…ガクガク…