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あともうひとつ疑問がある それは
東卍に春樹と圭介がいることだ
春樹は長内を刺した事を自首して 今は少年院にいるはずだし
圭介に至ってはあいつを庇うために 俺たちの目の前で 自害をしてしまった
だから、本来ならば ここにその2人がいるのは おかしい
でも、2人は俺の目の前に現れた
普通に話をしても圭介は 相変わらず仲間思いだし
春樹はどうしようもない馬鹿だった
……何故このようなことに なっているのか 俺なりに考えてみた
そして考え抜いて たどり着いた結果 それは
パラレルワールド
晃也
晃也
そう思っていたが いくら考えてもそうとしか 思えなかった
でも、どうして俺が パラレルワールドに？
なんでこんなことになっている？ 俺はどういうポジションなんだ？？
たとえ、パラレルワールドだと 分かったところで 何も解決しないし なんの進展もない
晃也
なんで俺もこんなことを 聞いたのか分からなかった
堅に、どうして俺は東卍に いるのか聞いたことがある
そしたら堅は……
『マイキーがお前のこと 気に入ったから』
その言葉を聞いた瞬間 俺は絶望した
……俺が
武道の居場所を 奪ってしまったんだ……
万次郎
晃也
万次郎
万次郎
堅
晃也
晃也
晃也
晃也
晃也
万次郎
万次郎
堅
万次郎
万次郎
堅
晃也
いつまで走っていたのだろう
もう訳が分からず ただひたすら走っていた
晃也
晃也
晃也
晃也
晃也
晃也
晃也
晃也
走り続けていた俺は 疲れ果ててしまい 地面に座り込んだ
すると 俺の頭に水滴が ﾎﾟﾂﾝｯと当たり
それらは徐々に多くなり 強くなって
次第に雨へと化した
晃也
晃也
あいつは泣きながら誰かのために 必死に戦っていた
……俺には、 泣くことしか出来ない
今だってそうだ あいつの居場所を奪った癖に
晃也
晃也
……どうやって？
何も出来ないくせに？
あいつに助けられたくせに？
晃也
晃也
晃也
晃也
晃也
晃也
晃也
晃也
晃也
せめて……許されるのであれば……
晃也
？？？
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