おっさんと俺の物語

あれからおっさんとは気まずくなった

前は喧嘩みたいになっちまったからな…

話す機会が減ってつまんなくなった

もちろん話そうと思ったよ

声が出ないんだよ…

俺は人見知りじゃないし物怖じなく話せるタイプだ

だけど…こんな状況は初めてすぎて何すりゃいいか分かんねぇ…

周りに合わせてきたから喧嘩とかしたことねぇんだよ畜生…

結局なんの進展もないまま3日が過ぎようとしていた

ﾋﾞｭｵｵｵｵｵｵ

ｷｨｨｨｨ

タッタッタッ

ハナマルへ

ペラ

これを見たってことはもう私はこの世にいないんだろうね〜遺書だし

今時代はどれだけ進んでる?…もしかして私が生きていた国くらい発展してるのかな?

「ハナマルへ」って書いてるけどこれ見てるの絶対ハナマルじゃないでしょ!!

ギクッとしたそこの貴方!!見てても全然いいよ!!

予想すると…私は多分天使に殺される

昔から私の勘はよく当たるんですわ

私が死んだ後、ハナマルは私の部屋を掃除するけどこれは見つけられなかった…って感じ?

そもそもだけど…ハナマル生きてる?

私いなくなったら飛び降り自殺とかしないよね!?

ちょっと不謹慎だったか…忘れてね!

まぁとりあえず話したいことはですね〜

ハナマルへの感謝の言葉だよ

いつもありがとうハナマル

担当執事として気怠げそうにしてたけど本当は私のためにたくさんのこと調べてくれたね

ダイエットに悩んでると言ったら筋トレに付き合ってくれて

天使が来てもあなたは私を必死に守ってくれた

聞いたよ?酒場で私の悪口を言ってた人達をフルボッコにしたんだって?

自分の悪口には何も動じないのに私のためにそこまでしてくれてありがとう

私が料理できなかったとき笑いながらも教えてくれて不味くても美味しいと言ってくれたね

子供たちに対して真剣で同室の2人をなんだかんだ休ませてあげたりしてくれたね

ハナマルのおかげで私は生きていて幸せだったよ

最後にハナマr

ヒョイ