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待ってました!!あけましておめでとうございます。
主
主
サリバン
琥珀(コハク)
イルマ
イルマ
目を覚まされたイルマ様は 寝起き早々私たちを見て混乱した
まぁ無理もないだろう
それ程までに大きな騒ぎで イルマ様がそれを止めたのだから
そんな彼を優しい声で 落ち着かせるサリバン様
数分も経たぬ内に落ち着きを取り戻し イルマ様は安堵に近しい言葉を零す
イルマ
サリバン
そうしてサリバン様は 経緯を細かく説明し始める
私はそれを黙って眺めていた
サリバン
イルマ
イルマ
サリバン
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
サリバン
首を縦に振り会話を成立させる私たちを 見つめるイルマ様
その瞳に宿る想いは アミィ・キリヲの処罰についてだろう
琥珀(コハク)
イルマ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
イルマ
サリバン
そう言ってすぐさま イルマ様を肩に乗せたサリバン様
コツコツと足音を立てながら 歩みを始めた為 私は一歩後ろに並び着いていく
そこに広がっていた景色は
ただ、称えるかの如く 勢い付いた声と表情でイルマ様を見上げる
そんなバビルスの生徒たちだった
イルマ
サリバン
サリバン
後ろからでも分かるぐらいに イルマ様は目を輝かせた
それほどまでにこの景色は 彼にとって素敵な物になったのだろう
サリバン様はそんなイルマ様を乗せたまま ヒョイと軽々しく飛び降りる
その瞬間にも歓声は止まる事を知らず 逆に一層大きいものとなった
アメリ
駆け付けてくる彼女は 何処かいつもと違う気がした
そんな私を無視して イルマ様を賞賛するアメリ様
アメリ
アメリ
イルマ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
生徒
生徒
生徒
生徒
生徒
そんな声が上がった後 イルマ様にわっ!と生徒が押し寄せる
私の呟きは生徒たちの勢いに飲み込まれ 跡形もなく消え去られた
サリバン
イルマ
数分黙っていたサリバン様が メガホンを取り出し彼に渡す
イルマ様はおずおずとしながらも メガホンを受け取った
生徒
イルマ
生徒
生徒
生徒
イルマ
イルマ
琥珀(コハク)
イルマ
生徒
生徒
その後も何かと囲まれたイルマ様
そんな彼はサリバン様に背負われ 眠りに付いたのだった
キリヲ捕獲時
キリヲ
サリバン
サリバン様の横で ニコニコと目の前で笑う彼を見る
彼はこの状況を愉しんでいるように見えた
キリヲ
キリヲ
キリヲ
キリヲ
左手を頬に擦り付け 頬を赤く染めるアミィ・キリヲ
そんな彼を見てサリバン様や その場に居た全員は「うわぁ…」と 隠す事なく、引いていた
それにまた、彼は嬉しそうに声を上げる
琥珀(コハク)
サリバン
チラッと顔を覗かせて サリバン様に確認を取り彼に近づく
その間も取り押さえる武器は下ろされず 彼もまたニコニコと笑っていた
琥珀(コハク)
キリヲ
キリヲ
キリヲ
キリヲ
彼の瞳を見つめて あぁ、と諦めに近しい声が出そうになる
彼はどの悪魔よりも 元祖返りに近しい悪魔なのだろう
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
キリヲ
琥珀(コハク)
私の言葉に全員が驚き声を上げた
私はそれが聞こえていないと 言うかのように無視し彼を見つめる
キリヲ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
キリヲ
キリヲ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
キリヲ
キリヲ
呆れるような、軽蔑するような そんな目で見ていた彼は
何かに気付いたのか すぐにズイッとこちらに寄った
突然の事で驚きはしたが 表に出さないようキープする
キリヲ
キリヲ
そこに浮かんでいた表情は 興奮するような物に変わっている
私はそれからも逃げる事はしなかった
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
キリヲ
キリヲ
琥珀(コハク)
私のその言葉に取り押さえていた方々が 一斉に動き始めた
当然、アミィ・キリヲも立ち上がり 彼らの監視の元相応の処罰を受けるだろう
琥珀(コハク)
キリヲ
コソッと息が降りかかって その言葉の意味を理解してゾッとした
声がした入口へと振り向けば 彼は潔く教師の方々に囲まれている
気のせいであって欲しいと願いながら 息をかけられた右耳に触れ ふぅ…と一息吐き出した
サリバン
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
サリバン
サリバン
サリバン
琥珀(コハク)
サリバン
数分悩んだ末、 そんな嘘を口から出していた
流石のサリバン様でも嘘だと分かるのか 納得いかないような顔でそう返す
サリバン
サリバン
琥珀(コハク)
サリバン
人差し指を私の胸に刺しながら ボウッと燃え盛る炎を纏わせるような
三傑らしい彼の姿を肌で感じては ピリピリと全身が痺れる
琥珀(コハク)
サリバン
サリバン
たった今の雰囲気が嘘のように 彼はいつもの調子に戻る
倒れたイルマ様を膝に乗せて うっとりした目で眠ったこの子を眺め始めた
あの時のキリヲ様の言葉が忘れられない
耳打ちされた言葉も勿論そうだが それではなくって
「アンタも同じ」
この台詞がずっと脳内を駆け巡って 逃げる事を許してくれない
琥珀(コハク)
ただひたすら自分にそう言い聞かせる事しか出来なくなった
琥珀(コハク)
サリバン
主
主
主
主
主