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僕の目に映る君は

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僕の目に映る君は

3 - 第3話 光の花束を、君に。

♥

308

2024年06月30日

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一瀬天歌

よーし

一瀬天歌

書くよー

一瀬天歌

あ、これ見る前に、1回、前の話みてね

全員

行ってらっしゃい

一瀬天歌

ふぅ…

一瀬天歌

目は…

一瀬天歌

腫れてないね

一瀬天歌

よし…戻ろう

一瀬天歌

いつもの私。

一瀬天歌

いつもの私。

一瀬天歌

わた…し?

一瀬天歌

私ってなんだろう?

一瀬天歌

まぁ…もういっか

天歌のお母さん

……

一瀬天歌

お母さん…?

天歌のお母さん

ギロッ(睨む)

一瀬天歌

ッ?!

一瀬天歌

ど、どうしたのお母さん?

天歌のお母さん

全部…あんたが悪いのよ

一瀬天歌

……え?

天歌のお母さん

あんたが生まれたから。

天歌のお母さん

あんたが病気で車椅子だから。

天歌のお母さん

あんたが車椅子じゃなきゃ

天歌のお母さん

送り迎えなんてしなくていいのに。

天歌のお母さん

そしたらこんな事なかったのに。

一瀬天歌

……

天歌のお母さん

死ねよ

一瀬天歌

───え?

天歌のお母さん

あんたが死ねば!!!!!!!

天歌のお母さん

私がこんなに苦しむことないじゃない!!!!!!!!!

一瀬天歌

……

一瀬天歌

そういうことか!

天歌のお母さん

なんでそんなに呑気なのよ

一瀬天歌

え〜なんか言われ慣れてる?からさ

天歌のお母さん

は?

天歌のお母さん

言われ慣れてる?

一瀬天歌

そう。自分によく言われるの!

一瀬天歌

私ね、お母さんがさっき、

一瀬天歌

「天歌ちゃんは嫌われてるのよ」

一瀬天歌

って言われたって言ってたじゃん?

一瀬天歌

そん時さ、

一瀬天歌

ガラスが割れた音がしたんだよね。

一瀬天歌

けど、周りはわれてなったし、

一瀬天歌

その時から何も感じないの

一瀬天歌

いや、感じないのは随分前からかな〜

一瀬天歌

そっからなんか頭の中で

一瀬天歌

めっちゃ言われるんだ〜

一瀬天歌

だから別に今更何も思わないし、

一瀬天歌

死んでいいなら今すぐ死ぬけど、

天歌のお母さん

そう。

天歌のお母さん

じゃあ死ねば?

一瀬天歌

へ〜いいんだ

一瀬天歌

それじゃ

包丁を持つ

一瀬天歌

さような───

ピンポーン

天歌のお母さん

はーい

天歌のお母さん

あら、夏くん!

天歌のお母さん

どうしたの?

日色夏

天歌に用があって!

日色夏

今いる?

天歌のお母さん

いるけど……

日色夏

天歌ー!!

一瀬天歌

……?

一瀬天歌

な…つ…?

一瀬天歌

ッ───

ε≡≡\( ˙꒳˙)/シュタタタタ

日色夏

天歌っ!!(˶' ᵕ ' ˶)

一瀬天歌

な…つ…

天歌のお母さん

(お邪魔かしら…)

天歌のお母さん

少し2階行ってくるわね

一瀬天歌

うん

天歌のお母さん

"8-(*oⲺ ⲻⲺ)oテクテク

一瀬天歌

( :˙꒫˙: )ポロポロ

日色夏

天歌?!どした?!

一瀬天歌

あ、ごめん。

一瀬天歌

用があったのは夏だよね

一瀬天歌

話していいよ

日色夏

いや、わりぃ

日色夏

本当は何も無かった

一瀬天歌

───え?

日色夏

なんか…危ない気がしたから…

一瀬天歌

あり……がとう……

日色夏

え?

日色夏

少し外で話そうか

一瀬天歌

うん

日色夏

何があったか聞かせてくれるか?

一瀬天歌

……

一瀬天歌

うん

一瀬天歌

えっと…

一瀬天歌

お母さんが…友達のお母さんに色々言われたらしくて。

日色夏

色々?

一瀬天歌

うん、お母さんの事。私の事。

日色夏

天歌の事…((ボソッ…

一瀬天歌

それでさ、

一瀬天歌

お母さん苦しかったんだろうね。

一瀬天歌

「天歌のせいだ」

一瀬天歌

「あんたが消えれば」

一瀬天歌

とか

一瀬天歌

なんなら…「死ね」って言われたし。

日色夏

───は?

日色夏

お母さんに?

一瀬天歌

うん。そうだよ?

一瀬天歌

それで、元々死にたかったから

一瀬天歌

死のうとしたんだけど、

一瀬天歌

そしたら、夏が来てくれたんだ。

日色夏

なぁ、まずなんで死にたかったか教えて欲しい

一瀬天歌

あぁそうだね

一瀬天歌

言った方がいいか

一瀬天歌

まず、好きだった運動はほとんど出来ない。

一瀬天歌

ずるいとかめっちゃ言われる。

日色夏

ッ───

一瀬天歌

あと…みんなの目が怖い

日色夏

目?

一瀬天歌

なんか…責められてるって言うか…

一瀬天歌

そんなつもりないんだろうけど。

一瀬天歌

そう感じちゃうんだよね

日色夏

目が怖い…

一瀬天歌

でもね。

一瀬天歌

夏の目は怖くないんだ。

一瀬天歌

唯一信じれた。

一瀬天歌

あと、真夏の太陽みたいな、向日葵みたいな笑顔も

一瀬天歌

嘘じゃないって信じれた。

一瀬天歌

これは本当だよ?

日色夏

なんで…俺だけ?

一瀬天歌

なんでだろ?

一瀬天歌

私、何回も夏に救われてるんだよね。

一瀬天歌

知らないだろうけど。

日色夏

え?

日色夏

俺が?天歌を?

一瀬天歌

ふふ。やっぱり

一瀬天歌

中2の時、堕ちてたんだ。

一瀬天歌

周りが真っ暗で…

一瀬天歌

何も見えないの。

一瀬天歌

その時にね、

一瀬天歌

「光」が来たんだ。

日色夏

光?

一瀬天歌

そう。

一瀬天歌

光という名の、夏にね?

日色夏

俺?

一瀬天歌

なんかカッコつけちゃったけど…

一瀬天歌

これも本当だよ。

一瀬天歌

夏の笑顔を見ると…

一瀬天歌

声を聞くと…

一瀬天歌

目を見ると。

一瀬天歌

なんか…心が軽くなるんだ、

日色夏

そっか、

日色夏

俺はちゃんと救えてたんだな。

一瀬天歌

え?

一瀬天歌

ちゃんと?

日色夏

なんか…まだ仲良くなる前、

日色夏

あいつ元気ねーなーって思ってた。

日色夏

前より笑わねーし、

日色夏

目に光がないって言うか、

日色夏

苦しそうだった

日色夏

それで、俺になにかできねーかなって思って

日色夏

距離縮めて、そばにいたいって思った

日色夏

出来れば救いたいなって。

一瀬天歌

え…

日色夏

席近くなって話したりする事あったじゃん?

一瀬天歌

うん。

日色夏

そんときに思ったんだ。

日色夏

眩しいなって

一瀬天歌

…?

日色夏

この笑顔守りたいなって

一瀬天歌

…///

日色夏

なんで天歌が照れてんだよw

一瀬天歌

ほら、その笑顔!

日色夏

ッ?!

一瀬天歌

ん?どうしたの?

日色夏

ははっ

一瀬天歌

え、怖い怖い

日色夏

元に戻れて良かったな!

一瀬天歌

え?元に戻った?

日色夏

目に光が宿ったって事!

一瀬天歌

ふふ。

日色夏

え、なになに

一瀬天歌

ありがとう!!

日色夏

え、俺なんかした?

一瀬天歌

いーっぱいくれたよ!

日色夏

何を?

一瀬天歌

光!光の花束!

日色夏

ははっなんだそれ!

一瀬天歌

私なりの表現!

一瀬天歌

要は希望って事!

日色夏

そうか!

日色夏

それなら。いくらでも届けるよ。

一瀬天歌

ん?

日色夏

光の花束を。な?

一瀬天歌

ふふっ

日色夏

ははっ

日色夏

なぁ…約束。しようぜ

一瀬天歌

約束?

日色夏

ずっと一緒にいるって

一瀬天歌

…///

一瀬天歌

うん/

一瀬天歌

約束!

あぁ…懐かしいな

確かあれが…高1の時。

夏と話した後、不思議と心が軽くなった

だから、お母さんとも仲直りできたし、

今まで通り、みんなとも少しずつ

でも沢山、話せるようになった。

私は夏がいてくれたから、

前のように戻ることが出来たんだ。

゛アレ゛がなければ…

私はまだ堕ちずに

普通に生きたいと思ってたのかな

日角修也

俺たちの出番はまだかーーーーーー!!

胡桃沢四葉

ちょちょっと修也くん…落ち着いて…

日角修也

ごめんごめん

胡桃沢四葉

けど、そろそろ欲しいよね〜

うっ

日角修也

主出てきたww

胡桃沢四葉

ついに顔出した…

日色夏

確かに、修也たちの出番すくねーってか無いよな……

一瀬天歌

主から私と夏は、

一瀬天歌

主人公って聞いた!

一瀬天歌

んで、四葉と修也くんは

一瀬天歌

重要人物だって

修也くんと四葉の物語書きたい

胡桃沢四葉

えっちょっと書いて欲しい…かも…

日角修也

いや、それ結構興味あるんだが……

でも書くのはこれが終わってからかな〜

日色夏

ま、それまでは俺たちが主人公って訳だな!

一瀬天歌

そうなるね〜

日色夏

んじゃ、閉めますか!

全員

またね〜!

230タップおつかれ様でした!

全員

いや、多すぎwww

僕の目に映る君は

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