コメント
6件
ブルーの気持ちを考えると胸が締め付けられます… はやくレッドとブルーが出会えたらいいですね
ストーリーがちゃんとしすぎてひらく時凄いゾクッってした、レッドが心配しすぎて💦🥺ブルーが無事でそれでも良かった…
見るの遅れた…って思って開いたらすまスクもあの謎の人物も出てきてとんでもない展開になってた 本当に謎が謎を呼ぶようなストーリー……これは本気で尊敬できる! 今回はいつもより平和かな?って少し安心してたらミスターブルー…本気で悲しんでたのが分かってしまう…
一方その頃………
すまないスクールにて
キーンコーンカーンコーン
朝の会開始の予鈴が鳴り響く
だが、予鈴が鳴り響いても尚教室のざわめきが消える気配は無い
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスターブラック
ミスターブラック
ミスター赤ちゃん
ミスターブラック
黒いフードを被った少年は呆れた様な声を赤ん坊に向ける
ミスターマネー
ミスターマネー
ミスターマネー
ミスターバナナ
ミスターバナナ
何度も絡んで来る少年にバナナの少年は無機質な声で反応する
その時、廊下から誰かが駆けて来る足音がする
その瞬間生徒達は談笑するのをやめ、正面に向き直る
すまない先生
ガラガラガラッ
教室への入り口のドアが勢い良く開け放たれる
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃんが感心した様な声を出す
ミスターブラック
すまない先生
すまない先生
すまない先生は膨れっ面でそう答える
ミスターバナナ
ミスターブラック
すまない先生
すまない先生
すまない先生はシュン……と萎んだ
すまない先生
すまない先生
すまない先生
ミスター赤ちゃん
すまない先生
すまない先生
すまない先生
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃんは勢い良く返事をする
すまない先生
ミスターブラック
すまない先生
ミスターバナナ
すまない先生
ミスターマネー
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生は空席の机に目を向ける
ミスター赤ちゃん
赤ちゃんは少し呆れた顔を浮かべる
ミスターバナナ
ミスターマネー
ミスター赤ちゃん
ミスターブラック
ミスターバナナ
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
ミスターブラック
ミスターマネー
すまない先生
すまない先生
すまない先生は少し困った顔を浮かべて呟く
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃん
赤ちゃんがふと気づいたかの様に尋ねる
すまない先生
すまない先生
ミスターブラック
ミスターバナナ
すまない先生
すまない先生
すまない先生
ミスター赤ちゃん
ミスターブラック
ミスターバナナ
ミスターマネー
生徒達は各々真剣な表情をして話し合っている
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
ミスター銀さん
銀さんが教室に入り口で叫び声をあげる
ミスター銀さん
すまない先生
ミスター銀さん
ミスター赤ちゃん
ミスターブラック
ミスターバナナ
ミスターマネー
ミスター銀さん
ミスター銀さん
ミスター赤ちゃん
ミスター銀さん
ミスター銀さん
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生は少し心配そうな表情を浮かべながら尋ねる
ミスター銀さん
ミスター銀さん
ミスター銀さん
ミスター銀さん
ミスターブラック
ミスター銀さん
銀さんは身を乗り出し、皆に話し始める
ミスター銀さん
ミスター銀さん
ミスター銀さん
ミスター銀さん
ミスターバナナ
ミスターマネー
ミスター銀さん
ミスター銀さん
銀さんの表情は曇っており、レッドとブルーの事について本当に不安に思っている様だった
ミスター銀さん
ミスター銀さん
ミスター銀さん
すまない先生
すまない先生
すまない先生
ミスター赤ちゃん
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生はいつもとは打って変わって神妙な面持ちで話す
そんな様子に、生徒達も息を呑んで話に入り込む
教室内には重い空気が漂っている
すまない先生
すまない先生
すまない先生
ミスターブラック
ミスターバナナ
ミスター赤ちゃん
ミスター銀さん
ミスター銀さん
ミスター赤ちゃん
赤ちゃんは今までに無い程真剣な表情で銀さんを見つめる
ミスター銀さん
ミスターマネー
ミスターマネー
すまない先生
すまない先生
すまない先生
全員は一斉に「はい」と威勢よく返事をし、教室の外へと走り出す
徐々にレッドブルー兄弟がいない事の深刻さに皆が気づき始め、冷や汗が体を伝う
6人はレッドブルー兄弟の家へと駆け出した
チュン……チュンチュン…
小鳥の囀りが聞こえる
空は晴天で、実に清々しい朝……
の筈だ
レッドはルカの家の裏に出て、体を伸ばしている
ミスターレッド
ミスターレッド
しみじみと今までの自分の環境が良かった事を実感する
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドは腰に手を当てながらそんな事を考える
ミスターレッド
レッドは少し俯く
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドはポケットに手を突っ込む
四角い形をした液晶が取り出される
液晶の右上には「圏外」と表示されている
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドは液晶をコツコツを突く
ミスターレッド
スマホの液晶画面にはヒビ1つ入っていない
レッドは暫く無言で液晶を見つめる
ミスターレッド
レッドはため息を吐き出す
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
液晶に反射している自身の顔は酷くやつれている
この2日間の出来事……
たった2日間の出来事でここまで酷い顔に変わってしまったらしい
ミスターレッド
レッドは地面に座り込み、再びため息を吐く
ルカ
ルカがあくびをしながら此方へと歩いて来る
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ルカ
ルカの言った通り、空はまだ薄暗い色をしている
ミスターレッド
ルカ
ミスターレッド
ルカが此方へ歩いて来る
ルカはレッドの横に腰を下ろし、地面に座り込む
ルカ
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドはこの2日間、ルカの様子をずっと観察していたのだが
彼は他の人々とは違う、心の温かさの様なものがある様に感じていた
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ルカ
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ルカは勢いよく立ち上がる
そして此方に手を差し出す
ミスターレッド
レッドも立ち上がり、差し出された手を握る
そしてがっしりと握手をした
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ミスターレッド
ルカ
ルカはレッドにウィンクをする
ミスターレッド
レッドもキラリと歯を輝かせながら笑う
ルカ
ルカは水の沸き場所がある方向へと走り出す
あまりに楽しそうに走って行くルカに、思わずレッドもはにかみながら走って行った
木々の隙間から木漏れ日が降り注ぐ
木漏れ日の暖かさを肌で感じながら、林の中をぐんぐんと進んで行く
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ミスターレッド
ルカ
ルカはレッドの発言にクエスチョンマークを浮かべている
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ルカ
ルカは驚きのあまり、目を丸くしている
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ミスターレッド
まずは自身らが言われている「下民」
きっとこれが最低ランクなのだろう
キツい労働を強いられ、暴力を振るわれ、ボロボロの住居が与えられる
最も酷い分類の人間なのだろうか
次は「中級兵」
詳しく言えば「中級国民」
主に下民の管理を任されていると推測できる
何故ならば中級兵と思しき人間が労働区域周辺を彷徨いているからだ
そして先程ルカが言ったセニアという場所に住んでいるらしい
今のところセニアが何なのかは不明であるが、恐らく待遇は恵まれていると思われる
最後に「上級国民」
今のところ最高ランクの国民と言える
だが、実際に姿を確認していないので上級国民については分かっていない
先程ルカが言ったセニアという場所の中心部に住んでいるらしい
ミスターレッド
レッドは歩きながら考え込む
ルカは此方の様子は気にせず、蝶を目で追っている
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
セニア
この単語のみではどの様な場所なのか全く想像もつかない
だが、そんな存在の不透明さがレッドの探究心を駆り出すのだ
レッドはこれからの出来事に不安も抱きつつも
心の何処かでは、この詳細不明な島の謎を解き明かす事への期待もあった
ルカ
ルカ
ルカは数メートル先から此方へ声をかけている
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
そう言ってレッドはルカの元へと早歩きで歩を進めた
???
???
相変わらず誰かがレッドの姿を見ている
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドは僅かに視線を後ろに向ける
???
怪しい人物はレッドに気づかれた事を察知し、木の裏に隠れる
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
???
レッドは後ろの気配に感覚を澄ましつつ、ルカの行く先へと歩き続ける
???
???
怪しい人物はレッド達が歩いている道から外れ、何処かへと走り出す
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドは先ほどの人物について考えつつも、あまり気にせず前へと歩き出した
ルカ
ルカ
ルカはビシッと指差しながら水脇場を示した
ミスターレッド
ルカ
レッドは湧き出る水に目を向ける
ぱっと見、透明で透き通っている綺麗な水だ
ルカ
ルカは水脇場に歩み寄り、しゃがみ込む
水を手で掬い、口に運び込む
水はルカの喉を伝い、流れ落ちて行く
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ルカの様子を見てレッドは決心する
正直、濾過もされていないような水だ
飲んで腹を壊してしまう可能性だってある
だが、此処で飲まなければ
待っているのは「死」
レッドは手で水を掬い取る
今のところ、異物は見えない
ミスターレッド
水を口に近づけ、水を啜る
口の中に冷たい液体が流れ込む
ミスターレッド
口の中が潤って行く
それと同時に表し難い綺麗な味が口に広がる
喉を冷たい水が伝っていき、幸福感を感じる
ミスターレッド
ルカ
それからレッドとルカは、満足行くまで水を飲み続けた
ミスターレッド
レッドは腹からタポタポと音がする程水を飲んだ
何となく、腹が満たされる様な気がしたからだ
実際、かなりの満足感がある
レッドは水脇場の近くの岩場に座り込み、自然の涼しさを感じていた
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ルカ
ルカは控えめにレッドに尋ねる
ミスターレッド
昨日の出来事がフラッシュバックする
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドは何かを決め込み、ルカに真っ直ぐ視線を向ける
ミスターレッド
ルカ
ルカは不安そうに尋ねる
ルカ
ミスターレッド
ルカ
ルカ
ルカ
ルカはいつも通りの表情に戻る
ルカ
ルカ
ミスターレッド
ミスターレッド
ルカ
ルカ
そう言ってルカは来た道を走って戻って行った
レッドはルカの背を見届け、見えなくなったあたりで岩場に寝転がった
そして目を閉じる
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
???
突然真上から声がする
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
あまりの驚きで目を開く
真上には見覚えのないフードを被った者がいた
ミスターレッド
レッドはすぐさま飛び起き、真上に居た者から距離を置く
ミスターレッド
ミスターレッド
???
???
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
???
ミスターレッド
???
ミスターレッド
???
ミスターレッド
目の前で喋っている者はやる気の無さそうな目をフードから覗かせながら喋っている
???
???
ミスターレッド
???
ミスターレッド
???
???
???
ミスターレッド
???
ミスターレッド
???
目の前の者はニヤリと笑みを浮かべながらフードを取った
フードの中からは薄緑の畝った髪が出てくる
???
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドは一切警戒心と解かず、鋭い視線で目の前の者を見つめる
???
???
ミスターレッド
目の前の者はニヤニヤと笑いながら此方を見ている
???
ミスターレッド
???
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
???
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドは真剣な眼差しで問う
???
???
???
ミスターレッド
???
???
???
???
ミスターレッド
ミスターレッド
???
???
目の前の者がニヤリと笑いながら語り掛けてくる
目の前の者は少し低めのハスキーボイスで語り掛けてくる
???
???
コンコンコン
すまない先生
すまない先生
すまない先生はレッドブルー兄弟の家の扉をノックし続ける
すまない先生
ミスター銀さん
ミスターバナナ
ミスター赤ちゃん
ミスターブラック
ミスターマネー
コンコンコン
すまない先生
すまない先生
すまない先生
反応は無い
ミスターブラック
すまない先生
すまない先生
すまない先生
バキバキバキボキバキボキキキキバキィィィィィ
ミスター銀さん
ミスター銀さん
ミスター銀さん
すまない先生
すまない先生
ミスターブラック
すまない先生
ミスターバナナ
すまない先生
………………
辺りは静まり返っている
すまない先生
ミスター赤ちゃん
すまない先生
ミスター銀さん
ミスター銀さん
すまない先生
ミスターブラック
ミスター銀さん
ミスターブラック
ミスターマネー
ミスターマネーが喋ってばかりの皆に声を掛ける
ミスター赤ちゃん
ミスターマネー
ミスターバナナ
ミスターマネー
ミスターマネー
すまない先生
すまない先生
ミスター銀さん
ミスターバナナ
すまない先生
すまない先生
すまない先生
ミスターマネー
ミスターマネー
ミスターマネー
そう言ってマネーは皆を案内し始める
ミスターマネー
ミスターマネーは1つの扉を指差す
すまない先生
ミスター赤ちゃん
赤ちゃんがドアノブに飛びつく
だが、開く気配は無かった
ミスター赤ちゃん
ミスターブラック
ミスター銀さん
ミスター銀さん
すまない先生
コンコン
すまない先生
すまない先生
すまない先生
…………
暫しの沈黙
だが、ノックから数秒経った頃
僅かに部屋の中から物音がする
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生がドアの奥へそう尋ねる
数秒経った時、その返答があった
その声はすぐに消え入りそうな程弱々しい声で、今にも泣いてしまいそうな声だった
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターブルー