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父は毎年夏に帰ってくる
でも、父との時間は短い
母
母
いつも言う台詞を言って 母は仕事へいった
あやね
父はお母さんと入れ替わるように帰ってきた
父が毎年夏にしか帰ってこれないから、お母さんも働かないといけなくなった
父
あやね
父
あやね
父
あやね
あやね
父
あやね
父
あやね
私は父とたわえもない会話をして 溶けかけたアイスを食べる
あやね
父
あやね
洗濯物を干し終わって
あやね
父
あやね
あやね
父
父はさっきとは違う口調で 私に言った
私はなぜだろうという疑問があった が寝てしまっていた
父
父
あやね
あやね
あやね
よく見ると父が帰る支度をしている
あやね
父
あやね
父
あやね
あやね
帰ろうとする父に私は そう声を掛けた
父は悲しい顔をして
父
と、言って私の頭にポンっと 手をおいた
そして父は
父
と、一言だけを残して帰ってしまった
ガチャ、ガチャン
母
母
母
母
母
あやね
母
母
母
母
お父さん…また来年ね END
