輪廻。

ガッチさんとうっしーが到着した。

酒やつまみを山程買ってきてくれた。

3人にしてはちょっと多いんじゃないかと 思うくらいに大量に。

とりあえずコップに水を注ぎながら ゲームを起ち上げる。

怠そうにコントローラーを持ちながら それでも目はいきいきとしている。

アクションたっぷりのバトルゲーム。

互いのキャラを殴り合ったりする バイオレンスなゲームだ。

ゲラゲラと笑いながら ゲームをしていると

そろそろ、と ガッチさんがお酒を持ってくる。

そう言って缶を渡される。

こんなにふざけ合ってゲームして

現実を忘れそうになっていた。

飲んだり食べたり また違うゲームをしたりと

さんざん騒いだ俺達は 少し疲れたため、休憩をしていた。

空いた缶を片付けようと 話を遮ってキッチンに向かう。

ちょっと飲みすぎたみたいで 視界がくらくらする。

突然耳元に聞こえてきた声に驚き

大声を上げてしまった。

しゅんとした顔で 座り込むレトさん。

その体には触れないけれど

頭を撫でる仕草をしてみた。

レトさんはとても驚いている。

その顔がちょっと可愛いと思った。

俺がいつまでも戻ってこず

独り言を言ってるかと思ったようだ。

危なかった。

あの二人にはこのことは言っていないし

もちろん見えてもいないから 変に思われるだろう。

まだポカーンとしている レトさんを一瞥し、

俺は二人の方へ戻った。

TO BE CONTINUED…