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ぬしー
放課後の生徒会室は騒がしかった。
色んな人(生徒会の)
色んな人(生徒会の)
色んな人(生徒会の)
いふは笑顔で頷き、次々と書類に目を通す。
(5分休む)
そう決めていたはずなのに、時計を見る余裕もなかった。
いふ(生徒会長)
口に出すたび、胸の奥が少しずつ重くなる。
——まだいける。
——会長なんだから。
ふと、視界の端が歪んだ。
いふ(生徒会長)
息を吸おうとしても、うまく入らない。 音が遠くなる。
色んな人(生徒会の)
呼ばれているのに、言葉が頭に入らなかった。
(落ち着け、落ち着け)
そう思えば思うほど、心臓の音だけが大きくなる。
いふ(生徒会長)
手が震え、床にペンが落ちた。
色んな人(生徒会の)
その声で、限界が来た
いふ(生徒会長)
立ち上がろうとして、足に力が入らない。
——無理だ。
次の瞬間、いふは生徒会室を飛び出していた。
廊下を進み、行き先も考えずに——
気づけば、保健室の前に立っていた。
ノックも忘れて扉を開ける。
いふ(生徒会長)
声が上手く出ない
ないこはすぐに立ち上がった。
ないこ(保健室の先生)
余計な質問はなかった。 椅子に座らされ、背中に距離を保ったまま、 落ち着いた声が届く。
ないこ(保健室の先生)
いふは頷こうとしたが、出来なかった。
ないこ(保健室の先生)
ないこの声は、一定だった。
ないこ(保健室の先生)
一緒に数を刻む。 少しずつ、呼吸が戻ってくる。
いふ(生徒会長)
絞り出すような声。
いふ(生徒会長)
ないこは否定しなかった。
ないこ(保健室の先生)
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
いふは頷いた。
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
ないこは静かにいう。
ないこ(保健室の先生)
少し間を置いて続ける
ないこ(保健室の先生)
いふの肩が少しだけ下がった。
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
ないこははっきり言った。
ないこ(保健室の先生)
沈黙の中、呼吸が整っていく
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
ないこは穏やかに答えた。
ないこ(保健室の先生)
ないこ(保健室の先生)
いふはゆっくり頷いた
保健室は、最後の砦じゃない。 限界になる前に、立ち寄っていい場所。
そのことを、いふは身をもって知った。
ぬしー
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続き楽しみにしてます!