蒼葉
蒼葉
朝、目が覚めると
そこは…。
帽子屋だった。
?
なんだこの声…?
何処から聞こえるんだ…?
…と思ったら
棚の裏から誰かが出て来た。
…女の子、かな?
蒼葉
?
?
…誰だこいつ。
…変な奴だな。
燈
燈
燈
蒼葉
燈
燈
彼女の手の中にある…。
キラリと光る物…。
燈
彼女は俺を引き寄せて…
俺を捕まえる。
そして…。
光る物を俺の首元へと
寄せて行く…。
これは…。
蒼葉
蒼葉
燈
彼女は気味悪く微笑んだ。
燈
蒼葉
燈
燈
この女…燈は…。
何を企んでいるんだ…?
燈
燈
蒼葉
燈
燈
燈
燈は察してくれよと 言わんばかりの
態度だ。
蒼葉
俺の言葉に 燈はコクリと頷く。
燈
蒼葉
理由が分からない。
…お金を払わなくて いいのなら、
何故、帽子を買ってと いうのだろうか…?
お金が無くて 店が潰れそうなんじゃ…
…なかったのか?
なにか、理由があるはずだ。
理由が…。
燈
燈
…待てよ…!?
あいつ…。燈は…。
「お金」はいらない、と 言った…。
タダであげるだけなら…
買ってほしいとは言わない…。
…そう。
「貰ってほしい」と 言うはずだ…!!
…つまり。
お金以外の物を貰う、と言う事…!!
すなわち…。
俺の命、又は俺の大切な人の命を貰う、という こと、だ…!!
それなら、帽子なんか 買う必要は…
ない…!
だが、相手は包丁を 持っている。
今、俺に出来ることは…。
蒼葉
蒼葉
蒼葉
蒼葉
蒼葉
蒼葉
燈
燈
蒼葉
燈
燈
燈
燈
燈
お、おい…!?
怒らせてしまった…!?
や、やばい…。
あいつ…燈は…!!
包丁を持って いるのに…!!
燈
燈
燈
燈
俺の腹部に何かが突き刺さる。
その瞬間、腹部から滲み出る 美しいほどの血。
…今まで感じたことのない 激しい痛み。
そして響く包丁の音…。
意識が遠のいてゆく…。
燈
燈
燈
燈
燈
燈
燈
燈
燈
燈
燈
燈
コメント
14件
怖い……!!
すごい展開ですね…!ドキドキしました!
予想外の展開で驚きましたw