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ズッ友のみ
第四話 水と青の別れ
きんとき
きんとき
Nakamu
Nakamu
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
Nakamu
きんとき
立ち上がり先生の元へ行こうとした
Nakamuの腕を掴んだ
きんとき
Nakamuはその場に しゃがみこんだ
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Nakamu
きんとき
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Nakamu
きんとき
きんとき
きんときの言葉に
Nakamuは顔を上げた
既に巷では
先生は魔王と呼ばれ 恐れられるようになっている
先生をよく知る Nakamuときんときからすれば
とんだ笑い話である
きんとき
Nakamu
きんとき
きんとき
きんとき
Nakamu
きんとき
いろんな国で――
魔王を討つための討伐隊が
組まれている事も知っている
きっと魔王は今もどこかで
独り魔力を収集しながら
世界を巡っているのだろう
Nakamu
きんとき
きんとき
Nakamuはそれでも
納得できないように
膝に顔をうずめた
Nakamu
きんとき
きんとき
Nakamuときんときは
顔を見合わせると ニッと笑った
――本当はもうそんな些細な願いも 叶わないとわかっていた
それでも Nakamuときんときは
手を取り合って、旅に出た
独りで行ってしまった――
無謀な魔族を 一発ぶん殴る為に――
Nakamu
Nakamu
魔王の噂は
様々なところで聞いた
Nakamuときんときは
その足跡を追うように
色々な土地を渡り歩いたが
魔王と 巡り会えた事はなかった
往く先々に
魔力は一切 感知できなかったため
先生は目的を
果たしているのだろう
深い森に迷い込んだ
Nakamuときんときは
簡易的な拠点を作って
次の町までの備えを
溜め込んでいた
狩りから戻ったNakamuは
野兎を片手に
きんときに声をかけたが
返ってきたものは
静寂だけだった
Nakamu
Nakamu
アオォ―――……ン
Nakamu
Nakamu
Nakamu
しかし――
Nakamuがいつまで待っても
きんときが 帰ってくる事はなかった
Nakamuはきんときを探して
深い森を彷徨った
きんときの荷物は
ほとんど置きっぱなしで
彼一人でNakamuを
置いて行ったとは考えにくい
行動範囲は限られている
森に入った経路を戻り
入り口付近を捜索して
さらに深い森を
奥まで進んできんときを探した
だが――
Nakamuはきんときを
見つけることができなかった
Nakamu
Nakamu
どうしてだ
どうしていなくなった?
どこにいった――?
Nakamuが見つけたものは
きんときが愛用していた 壊れた斧と
小さなサバイバルナイフだけだった
それは深い森に
投げ捨てられており
周囲に血痕が 散らばっていたものの
きんときらしき人影を
見つけることはできなかった
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Nakamuはきんときを 探すために
深い森に火を放った
そのせいできんときが
死ぬかもしれない
そんな事は一切考えなかった
いざとなれば――
本当にいざという時用に
魔力を生成するポーションを
Nakamuときんときは持っている
それを使えば魔法で
火を凌げるはずだ
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Nakamu
轟々と森が燃える
鬱蒼としていた視界が
赤で埋め尽くされ
――やがて燃えた深い森は
焼け炭だらけになった
焼け焦げた森の中を
Nakamuは歩いた
それでも、Nakamuの探し人は
見つからなかった
どうしてだ
どうしていなくなった?
どこにいった――?
脳裏に浮かぶ青の笑顔に
悲しみが募る――
ど う し て こ う な っ た ?
脳裏に浮かぶ紫の後ろ姿に
怒りが募る――
それからNakamuは――
何かを探す旅を
永遠に続けている