昔よく一緒に居たときは、
とても優しくて、
僕の事をとてもかわいがってくれた。
だけどあの日
優人(ユウト)
大丈夫。
優人(ユウト)
必ず今より正しい世界に変えてみせるから。
優人(ユウト)
どんな手を使ってでも。
初めてあの人が
僕の目を真っ直ぐ見て
放った力強い言葉
憎しみと
弱くても
苦しくても
深い愛を感じた
後に魔法が力を
持つ世界でもそれは
どんな魔法にも屈する事はない
本当にそう思ったんだ
それからあの人の
涙を見たのはそれで最初で
最後だった
愛(アイ)
魔力の無い者達の反乱が始まりました。
優人(ユウト)
そうですか。
優人(ユウト)
早いですが想定内です。
優人(ユウト)
(夢が叶ったら、)
優人(ユウト)
(完璧に正しい世界になったら)
その日はまた、
姉さんって呼んでくれるかしら。
ワーワー
海斗(カイト)
ちょっとちょぉっとー
海斗(カイト)
どぉーーーなってンのこれェ
海斗(カイト)
太陽(タイヨウ)も
海斗(カイト)
美月(ミヅキ)も
海斗(カイト)
どこ行っちゃったの?
海斗(カイト)
こんな中じゃ探しようも無いな
ワーワー
海斗(カイト)
世界でも終わるの?
海斗(カイト)
海が無くなるのは困るなあ
海斗(カイト)
はぁー
海斗(カイト)
これさぁー
海斗(カイト)
本当に全部あなたのせいなの?
海斗(カイト)
ここまで来るのに僕の友達も戦ってきた他のチームの人達も
海斗(カイト)
ボロボロ泣いてたよ
海斗(カイト)
昔のあなたみたいに
海斗(カイト)
何でこんな理不尽な事されないといけないのかって
海斗(カイト)
どうして何もしていないのに奪われないといけないんだって
海斗(カイト)
世界を変えたいってさ
海斗(カイト)
昔のあなたと全く同じ事言ってるよ
海斗(カイト)
皆
海斗(カイト)
・・・ねえ僕が
海斗(カイト)
あの人達と面白い世界に
海斗(カイト)
「必ず今より正しい世界に変えて見せるから」
海斗(カイト)
悪いけど・・・、ここで死んで。
海斗(カイト)
姉さん