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金森 嶺

あ"ーーーーー

何もかもが終わってしまったかもしれない。

もう全てを投げ出してやりたい

金森 嶺

ピンポーン…

金森 嶺

誰だよ、こんな時間に…!

夜中の2時だぞ…

ーガチャ。

金森 嶺

何ですか…

 

こんばんは!

金森 嶺

綺麗な黒髪の女の子が立っていた

高校生くらい、だろうか?

金森 嶺

誰だよ

 

あなたを助けに来ました。

金森 嶺

は?

何だよこいつ。

 

だから、あなたを助けに来たんです

 

あなたの願いを叶えましょう

 

あなたが望むもの、やりたいこと

 

全て私が叶えて見せます。

金森 嶺

それ、ほんとか?

 

はい

 

私は死ぬべき人間でしたから、

 

お役にたてるだけで幸せなのです。

金森 嶺

死ぬべき人間?

 

私は貧乏でホームレスでした

 

道端に座り込み、人々の邪魔をしていたから死ぬべき人間だったのです

 

そんなある日、ある方が私を

 

助けてくださいました

 

助ける代わりに誰かを助けろと言う命令を受けたので

 

あなたを助けに来たのですよ

金森 嶺

ふーん

金森 嶺

お前、名前は?

ケイ

ケイと申します。

金森 嶺

ケイね…、俺は金森 嶺〈かなもり れい〉

ケイ

はい、嶺くん。

ケイはニコリと笑った

金森 嶺

とりあえず中入れよ

ケイ

はい!

ケイ

あなたは何に困っているのですか?

金森 嶺

俺の足を治してくれ

金森 嶺

もう一度走りたいんだ

金森 嶺

トラックの上を!!

大きな怪我をした

だから治してほしい。

ケイ

かしこまりました。

そういうと俺の足に手を置いた。

すると青い光が放った。

金森 嶺

…!!

ケイ

はい、これで治りましたよ

金森 嶺

…え、痛く、ない。

飛んだり跳ねたりしてみた

金森 嶺

すげぇ!!!!

金森 嶺

お前は魔法使いなのか…?

ケイ

いえ、ただの人間です。

金森 嶺

…ふーん

金森 嶺

(良いものを手にいれてしまった)

金森 嶺

(これなら、何でも出来るんじゃねぇか?)

この時の俺は分かっていなかった

ケイという女の子の事を。

金森 嶺

なぁ、ケイ

金森 嶺

俺、もうちょっと足速くなりたい

ケイ

かしこまりました。

金森 嶺

ケイ、

金森 嶺

美味しいものが食べたい

ケイ

かしこまりました。

ケイ

…ゴホッ、ゴホッ。

金森 嶺

なぁ、最近体調悪いみたいだけど大丈夫か?

ケイ

…はい、大丈夫です

ケイ

ただの風邪だと、思い…、ます

金森 嶺

そっかー、!

金森 嶺

なぁ、俺新しいスパイク欲しいんだけど

ケイ

ゴホッ……、

ケイ

はい、かしこ、まりました。

俺は何でもケイに頼るようになった

日に日にケイは弱っていくばかりだった。

ケイ

…はぁ、はぁ、はぁ

ケイ

大丈夫、もう少しだけ。

金森 嶺

なぁ、ケイ。

ケイ

…ゲホッ、ゲホッ

ケイ

…はぁ、はぁ、はぁ…

ケイ

うっ…!

苦しそうに心臓をおさえていた

金森 嶺

(日に日に弱っていくのは何でだ?)

金森 嶺

(そもそも、俺はこんなに幸せでいいのか)

金森 嶺

(俺が幸せになるにつれて、ケイはだんだん苦しそうになっていく。)

ゴブッ…!!

ケイ

…はぁ、はぁ!!!

ケイは大量の血を口から吐いた。

金森 嶺

お、おい!!

ケイ

すいません、もうあなたの願いを叶えることは出来ません…

金森 嶺

…もう、十分だって!!

金森 嶺

それより、なんでこんな体になっちまったんだ…!!

ケイ

金森 嶺

…そうだ、救急車!!

立ち上がろうとすると、ケイに止められた

金森 嶺

え?

ケイ

…無理、ですよ

金森 嶺

…え?

ケイ

私の体は、もう治ることは…ありません

金森 嶺

どういう、事だよ

ケイ

…それは言え、ません

金森 嶺

なんでだよっ!!!!

金森 嶺

俺はもう色々叶えてもらったんだっ

金森 嶺

ケイ、俺はもう困ってることは何もない、

金森 嶺

俺はもう、大丈夫だよ。

金森 嶺

だから全部、話してくれ

俺はケイのそばに座って、ケイを膝枕した。

ちゃんと顔を見て話せるように。

ケイ

私はあの方に、助けて…、もらいました

ケイ

けど、条件つき、でした…

金森 嶺

条件?

ケイ

俺に助けてもらわずにそのまま飢え死にするか

ケイ

人を助けて死ぬか、

ケイ

選べと言われました

ケイ

だから、私は迷わず人を助けて死ぬと言いました

ケイ

そしたら、ある工場に連れていかれて

ケイ

私を実験台にして、何度も何度もいろんな試験を通り、改造され

ケイ

ケイという改造人間になったのです

金森 嶺

…改造、人間?

ケイ

はい、私は改造、人間です

金森 嶺

(だから、あんな魔法とか使えたのか)

ケイ

そして私には寿命がつけられました

ケイ

それは、人の願い事を叶えると

ケイ

私の寿命が減ると言うことです。

金森 嶺

…は!?

金森 嶺

(…それって俺が…)

ケイ

自分を責めないで下さいよ

ケイ

私はあなたの役に立てて幸せでした…!!

ケイは一粒の涙を溢した。

金森 嶺

…っ!!

ケイ

良いのですよ、私は死ぬべき人間だったのですから。

ケイはニコッと笑って静かに目をつぶった。

金森 嶺

…何、言ってんだよっ!!

金森 嶺

俺がくだらない願い事ばっかりしたから

金森 嶺

ケイの寿命が縮まったんだろーが!!!

金森 嶺

なんで俺を責めなかったんだよ!!

金森 嶺

なんで黙ってたんだよっ!!!

涙が溢れて溢れて止まらない

金森 嶺

…なんで。

もう息をしていないケイをそっと触った。

金森 嶺

…ごめん、ケイっ!!!

金森 嶺

気づけなくてごめん

金森 嶺

お前は死ぬべき人間じゃなかった!!

金森 嶺

生きるべき人間だったっ!!!

金森 嶺

死ぬべき人間なのは

金森 嶺

俺だったんだよ。

ーENDー

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いい話です。

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