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ヒムラー
ハイドリヒ、そろそろ出撃するのを
ヒムラー
辞めてくれないかね？
ハイドリヒ
せめてストレス解消はさせてください。
ハイドリヒ
……あと、保護拘禁したいのがいるのですが。
ヒムラー
保護拘禁はお前の管轄だろう？
ハイドリヒ
まぁ権力がでかい人なのでね。
ヒムラー
殺した方がいいんじゃないのか？
ハイドリヒ
私もそう思いましたが……
ハイドリヒ
総統閣下的には殺されては困るでしょう。
ヒムラー
ふっ、いろいろめんどくさいやつだな。
ハイドリヒ
親衛隊長官がそんなこと言わないでくださいよ。
ヒムラー
実際あってるのでは？
ハイドリヒ
………
ハイドリヒ
まぁ、許可してもらったってことで。
後日………
ヒムラー
さてさて……今日の新聞は………
ヒムラー
ん………は？
ベルリン新聞 1936年6月が終わる直前。 29日にて午後7時27分。 [アドルフ・ヒトラー総統閣下が暗殺されました。] その後政権ではハイドリヒ派、ボルマン派、シュペーア派に別れた様。 また、マルティン・ボルマンは「私はヒトラー総統閣下に千年帝国の次の総統に任命する」と主張しております。
ヒムラー
………おい！誰かいないか。
親衛隊員
はっ、ここに。どうされました？
ヒムラー
ハイドリヒ長官を呼んでくれ。
親衛隊員
はっ、直ちに。
ハイドリヒ
どうされました？
ヒムラー
この新聞にハイドリヒ派とかいうのが………
ハイドリヒ
私も知りませんよんなもの。
ヒムラー
で？総統になりたいのか？
ハイドリヒ
………なろうとしたらドイツ自体が壊れますよ。
ヒムラー
ならマルティンに任せるのか？
ハイドリヒ
いや………
ハイドリヒ
内戦になるしかないです。
ヒムラー
はあっ！？
ハイドリヒ
てかすでに始まってますよ？
ヒムラー
………まぁ、そらそうだろうなぁー。
ヒムラー
なら………任せていいか？
ハイドリヒ
お任せを。
親衛隊員
いけいけぇっ！
ドドドドドッ！
マルティン派
あんな狂信者共にやられるかぁ！
ドォンッ！
親衛隊員
うおおおおおおお！
マルティン派
うおおおおおおお！
ハイドリヒ
………状況をいえ。
親衛隊員
はい………
親衛隊員
マルティン・ボルマンの死亡が確認されました。
ハイドリヒ
……成功したのか。
ヒムラー
うまくいっているようで何より。
ハイドリヒ
では………この資料にあるやつを
ハイドリヒ
殺害、もしくは捕虜にせよ。
親衛隊員
はっ！
ヒムラー
もう地獄の日々だな。
ハイドリヒ
腹いせに首都の名前をゲルマニアにしてやりましょうかね。
ヒムラー
それ腹いせか？
ハイドリヒ
さぁ？
ハイドリヒ
あと、あなた海軍省作るの手伝ってくださいよ。
ヒムラー
そこらもお前の管轄にしたぞ？
ハイドリヒ
あなたそれでほんとに組織力あるんですか？
ヒムラー
結局はアーリア人による天下を作る。
ヒムラー
それは揺るぎない目的だ。
ハイドリヒ
…ナチズムを果たすにはこの内戦も必要。
ハイドリヒ
怖い世の中ですね。
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