私は生まれつき、左手の肘から下がない。そのことで私は、何度もいじめられて来た。
麻彩
もう、やめてぇー‼️

いじめっ子1
キモいんだよテメー‼️

麻彩
私が何したって言うの⁉️

いじめっ子2
生まれてこない方が良かったんだよ!この障害者!近寄んなよクズ

いじめっ子1
あははは!それうけるー!

麻彩
あ…ああ…

いじめっ子1
行こ行こー!

いじめっ子2
きゃはは‼️

麻彩
……

いじめっ子1
クスクス

いじめっ子2
ふふ。

何で私、生まれて来たんだろ。こんな目にあうなら生まれて来なきゃ良かった。死にたい…
勇輝
あのさー、そんなくらい顔すんなよ。

麻彩
え?

勇輝
てかお前らも、もうやめたら?こんなくだらねーことして、何が面白いんだよ?こいつが何したってわけ?

いじめっ子1
この子、すっごく性格悪いんだよ

いじめっ子2
そーそー!勇輝くん、騙されてる

勇輝
は?大人数でいじめてる、お前らの方が性格悪りぃだろ。

環斗
勇気のいうとうりだなー!今まで黙ってたけどさー麻彩ちゃんも、同じクラスメイトなんだから、仲良くしたら?

夏樹
マジそれなー

麻彩
勇輝さん、環斗さん、夏樹さん…ありがとうございます…(泣)

夏樹
泣かないでー

麻彩
嬉しくて…

夏樹
もー!

勇輝
仕方ねーな。

麻彩
え////

勇輝
泣き止んだ。

麻彩
え、えぇ〜⁉️

夏樹
ちょっと、勇輝〜‼️麻彩が困ってんじゃん。

勇輝
悪い悪い。

いじめっ子1
うざっ!

いじめっ子2
ねー。

勇輝
な、何で言い返さねーの?

麻彩
え?

勇輝
キモいって言われて、なんで言い返さねーの?

麻彩
だって、事実だし…言い返したら、余計にひどくなっちゃうと思うと、怖くて…

勇輝
なんだそりゃ。言い返したらいいのに。

麻彩
でも。

夏樹
ま、これからはさ!うちらがいるから!うちらもう友達だよ!ね‼️

麻彩
友達…?こんな私と?

夏樹
麻彩は、確かに普通の人とは違うよ。でも、誰よりも、1番魅了があって、優しいよ!可愛いしね!手がないぐらい何よ!あいつらは人に優しくする心がないんだから!あいつらの方がサイテーだよ!

麻彩
うん…ありがとう!これから、よろしくね!

夏樹
うん!よろしく!

勇輝
よろしく…

環斗
よろ!

初めて言われた…そんなこと…今まで、ずっと邪魔者扱いされて苦しかった。私は幸せになっちゃいけないんだと思ってた。でも…私、幸せになってもいいのかな…