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クリスマス特別編
1話「クリスマスと家族」
「か…れ…」
私を呼ぶのは、誰?
やめて、やめて!
その声で私を呼ばないで!
やめて…
花恋
夢か。
少しホッとした自分に びっくりする。
朝だ。
その事実を突きつけられて、 苦しくなる。
また今日も、
仮面を被って生きてゆく。
友達
花恋
にこり、と作り笑いをうかべ、 挨拶を返した。
自分を隠すのは疲れる。
でも、
私は私を隠すことで、 「私」という人間が 成り立っている。
花恋
思わず本音が ポロリとでた。
学校の帰り、私は歩いていた。
今日はクリスマス。
毎年この日はここにくる。
花恋
花恋
私には家族がいない。
私が5歳のとき--------------
花恋(5歳)
花恋(5歳)
母
母
花恋(5歳)
花恋(5歳)
父
花恋(5歳)
花恋(5歳)
父
父
花恋(5歳)
花恋(5歳)
母
父
〜就寝後〜
花恋(5歳)
花恋(5歳)
花恋(5歳)
花恋(5歳)
5年前、私が見たのは…
赤い血溜まり。
息をしてなくて、 動かない大きなモノ。
それは。
父と母の遺体だった。
母
母
花恋(5歳)
花恋(5歳)
母
母
母
母
母
花恋(5歳)
母
そして今度こそ母は 動かなくなった。
花恋(5歳)
花恋(5歳)
花恋(5歳)
花恋(5歳)
花恋(5歳)
花恋(5歳)
幼い私は、何もできずに 泣いていた。 私の泣き声で隣人で、お世話に なっていたおばあちゃんに 見つけてもらった。
花恋
花恋
目の前が、ぼやけた。
泣いている。
そのことにびっくりした。
なんで…?
そう思ったとき、視界に白いものが うつった。
これは…、雪?
ホワイトクリスマス。
あのときにくれなかった、 幸せを。
私に下さい。
2話「クリスマスの贈り物」
聡
あかり
胸が、とくん、と鳴った。
なんで…病気?
あかり
聡
あかり
聡
聡
あかり
あかり
聡
聡
あかり
あかり
聡
聡
あかり
聡
あかり
聡
あかり
あかり
聡
あかり
聡
聡
あかり
あかり
聡
聡
あかり
聡
あかり
聡
あかり
あかり
あかり
あかり
あかり
聡
あかり
あかり
あかり
聡サンタさん。
素敵なクリスマスプレゼントを、
ありがとう。
私からも、
私の気持ちを
プレゼントします。