コメント
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連載お疲れ様でした!! いつも星狼さんの作品を読ませていただいて、表現の仕方や物語の作り方に驚きと尊敬を覚えています!これからも頑張ってください、!
あぁ、天使の笑い声が聞こえる。
その声で、今日も生かされていたんだね。
『もうすぐ、こちらに来る頃かな?』
ryokちゃんに…そう、言われている気がした。
あの頃のままの君に、また出逢えたとしたら。
今度は、離れないように、ちゃんと手を握るからね。
もうすぐ、眠れそうだなぁ。
そんな時、家のチャイムが鳴った。
mtk
走ってきたから、いつもより呼吸が早くなった。
早くなった呼吸を整えて、チャイムを鳴らす。
ピンポーン
ピンポンを押し、少し待っていたけど、 wkiは出なかった。
寝てるだけかな?
何となく思ったけど、少し心配。
走った後だからなのか、冷や汗をかいていたけど、 ゆっくりとドアノブを動かしてみた。
ガチャッ
ドアが開いた。
mtk
増えていく、不安と焦り。
どうか、寝てるだけでありますように……
そう願い、wkiの家に入る。
部屋に入ってみると、wkiがソファの上で、 寝転がっていた。
なんだ、寝てるだけか。
机の上に、雑に置かれた睡眠薬の瓶を見つけるまでは、 そう思っていたのに。
mtk
mtk
そのまま消えてしまいそうな、wkiを呼ぶ。
呼んでみると、頭だけをこちらに向けた。
それだけで、もう“お別れ”は近づいていることが、 信じ難いことに、分かった。
…だったら、最期を見守ろう。
wkiの近くに来て、しゃがみこむ。
mtk
頭を撫でながら、謝罪を述べる。
wki
mtk
mtk
wki
もう気力がないのか。
話し声は、まるでそよ風のように、儚げだった。
それでも、伝えたいことは伝える。
mtk
mtk
wki
wki
wki
mtk
……
午前、10時8分。
wkiは、『天国』へ旅立った。
mtk
眠りについてしまったwkiを抱き締めて、泣き叫ぶ。
その時の空は、wkiが『天国』へ行くことを 祝福するような青空だった。
END…?
はい、この 【僕は、いてもいいんですか?】の シリーズ小説は、終了となります!
読んでくださり、ありがとうございました🙏
(終わり方、雑ですみません💦)