TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

             

あぁ、天使の笑い声が聞こえる。

その声で、今日も生かされていたんだね。

『もうすぐ、こちらに来る頃かな?』

ryokちゃんに…そう、言われている気がした。

あの頃のままの君に、また出逢えたとしたら。

今度は、離れないように、ちゃんと手を握るからね。

             

もうすぐ、眠れそうだなぁ。

そんな時、家のチャイムが鳴った。

mtk

はぁっ、はぁ…

走ってきたから、いつもより呼吸が早くなった。

早くなった呼吸を整えて、チャイムを鳴らす。

        ピンポーン

             

ピンポンを押し、少し待っていたけど、 wkiは出なかった。

寝てるだけかな?

何となく思ったけど、少し心配。

走った後だからなのか、冷や汗をかいていたけど、 ゆっくりとドアノブを動かしてみた。

ガチャッ

ドアが開いた。

mtk

…お邪魔、します…

増えていく、不安と焦り。

どうか、寝てるだけでありますように……

そう願い、wkiの家に入る。

部屋に入ってみると、wkiがソファの上で、 寝転がっていた。

なんだ、寝てるだけか。

         

机の上に、雑に置かれた睡眠薬の瓶を見つけるまでは、 そう思っていたのに。

mtk

っ!?

mtk

wki…!!

そのまま消えてしまいそうな、wkiを呼ぶ。

呼んでみると、頭だけをこちらに向けた。

それだけで、もう“お別れ”は近づいていることが、 信じ難いことに、分かった。

…だったら、最期を見守ろう。

wkiの近くに来て、しゃがみこむ。

mtk

…wki、今まで苦しませてごめんねっ……

頭を撫でながら、謝罪を述べる。

wki

え……

mtk

こんなに我慢させてしまったこと…悔やんでいるよ。

mtk

だけど、もう其方に行っていいよ……っ、

wki

い、いの……?

もう気力がないのか。

話し声は、まるでそよ風のように、儚げだった。

それでも、伝えたいことは伝える。

mtk

…もし、其方に行った時は、ryokちゃんのことを頼むね……?

mtk

そして、俺を……『天国』から見守っていて、欲しいな。

wki

……m、tk…

wki

分、かた…そッう……する、よッ……

wki

……

mtk

っ……!!

      ……      

午前、10時8分。

wkiは、『天国』へ旅立った。

mtk

ゔぁ゙ぁ゙……!!

眠りについてしまったwkiを抱き締めて、泣き叫ぶ。

その時の空は、wkiが『天国』へ行くことを 祝福するような青空だった。

               

      END…?

はい、この 【僕は、いてもいいんですか?】の シリーズ小説は、終了となります!

読んでくださり、ありがとうございました🙏

(終わり方、雑ですみません💦)

この作品はいかがでしたか?

252

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚