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リツカ
ﾊﾞﾀﾝ
リンド
リツカ！
リンド
(くっ、)
ウリエ
ｽｰまさか、リツカがグリモワールだとはね……
ウリエ
僕ら本ばかりだと思い込んでいた
メィジ
レムの野郎何がウィーンだ
メィジ
出任せ言いやがって
ウリエ
レムはきっと知っていたんだ
ウリエ
一体何を守るつもりで……
メィジ
くっ、
シキ
あのゾクゾクはリツカ自身がグリモワールだったから
シキ
やっぱり彼女は特別だったんだぁ！
シナ
……。(これはかなりやばいこのままじゃシキやレム以外にも僕がグリモワールってこともバレてしまう……。)
メィジ
ｸﾝｸﾝ
メィジ
くそ！肝心のリツカの匂いがはっきりと辿れねぇ
ウリエ
蝶々はナイトと逃避行中みたいだね
シキ
あーあ仕方ないね
シキ
君は特別じゃなかったんだ
シキ
可哀想……可哀想にねッ！
シキ
ｸﾌﾌﾌ
シナ
………
シキ
ん？
シキ
あー！置いてけぼりなんて酷い！
シキ
ﾊﾞｻﾊﾞｻ
シナ
ねぇ、アズナちゃん……、僕は……
どうすればいいんだろうね……。
どうすればいいんだろうね……。
シナ
このまま死んじゃうのかな……
シナ
ごめんね、守れなくて
シナ
ごめんね
ｼｭﾝ
レム
シナ……
シナ
レム？
レム
……今更何を迷っている
シナ
どうしよう……このままじゃ僕のグリモワールもバレる
レム
大丈夫だ、まずシキ達を追え
シナ
わかった
シナ
ﾊﾞｻﾊﾞｻ
神父
さぞ辛かったでしょう
神父
よもや自分の妹がグリモワールであろうと……
神父
しかしお前の懸命な判断により
神父
我らエクソシスト教会は
神父
グリモワールを保護することが出来ました
神父
アズナもきっと報われるでしょう
神父
もう何も心配は要りません
神父
妹共に身を休めなさい
リンド
御恩上に感謝致します
リツカ
うっ、アズナぁ！
リツカ
ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ
リツカ
兄さん？
リツカ
ここは？
リンド
エクソシスト教会だ
リンド
誕生日の次の満月が来て
リンド
グリモワールの力が消滅するまで
リンド
ここにいれば安全だ
リツカ
シナさんは？見殺しにするの？
リンド
もう、それしかないと思う
リンド
だけどひとつだアイツが助かる方法は見つけた。
リンド
だけどそれは難しい
リツカ
そんな……
リツカ
アズナは！？
リンド
……
リツカ
そんな、
リツカ
私のせいで……どうしてッ！
リツカ
こんなことになるくらいなら私が死ねば良かった！
リンド
バカな事言うな！
リンド
そんなことアズナは望んでない
リツカ
これ、
リンド
アズナはずっと怖がっていた
リンド
エクソシストだとバレて
リンド
お前の友達で居られなくなることを
リンド
だが、お前は受け入れた
リンド
これからは堂々とお前を守れるって
リンド
あいつ本当に嬉しそうだった
リンド
アズナの思いを無駄にするな
リンド
リツカ？
リツカ
兄さん……兄さんは何処にも行かないでね？
リンド
あぁ、約束する
リンド
ずっとリツカの傍にいる
教会の人
その身に宿る力
教会の人
清めたまえ邪悪な心に囚われぬよう
教会の人
聖なる力の未印を与え
リンド
うぐっ、！
リンド
あぅ、ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！
教会の人
耐えなさいリンド
教会の人
そうすればお前の打ちなる穢れは
清められる
清められる
リンド
ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ
教会の人
同胞であるお前の忠誠を心から信じています
教会の人
続けなさい
リンド
ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ
メィジ
ｸﾝｸﾝ
シキ
遅かったねメィジ
ウリエ
たまには鼻を使わずに頭を使いなよ
メィジ
あぁ？お前らこそ何そこでボサっとしてるんだよ
ウリエ
僕らだって直ぐに蝶々が欲しいさ
ウリエ
でも彼女は今異国なる教会にいる
メィジ
ちっ、エクソシストの巣か、
シキ
でも結界の中が安全とは限らないよねぇ
ｼｭﾝ
シナ
ふぅ
シキ
遅かったねシナ
シナ
別にいいでしょ……、それより
シナ
僕の方がリツカちゃんのいる場所分かるよってもう分かっているかここにいるから
シキ
どうしておそくなったの？
シナ
レムと話していただけ
ウリエ
レムと？
シナ
そうだよ
シナ
……。(僕は死ぬしか無いのかな……)
シキ
シナ？
シナ
……っ、なんでもない
シナ
さあ待ちましょう僕達の愛しいグリモワールをね
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