五十三話目
グレイ
セレスちゃん、今度あのお店に行こ〜よ〜
セレス
はい!荷物持ちとして行かせていただきますっ♡
グレイ
んー、それよりセレスちゃんでファッションショーしたいな〜
セレス
なんと!そうでしたら当日は…(ドンッ
セレス
あっ、すみま…((
MOB
んぁ?
MOB
痛ってぇなぁぁ、おいお前女の癖に何すんだよッ!
セレス
えっ、あ…
セレス
(いけませんね…グレイ様の手前事を大きくするのは…)
セレス
申し訳ございませ…
グレイ
おっさんが前見てなかったのが悪いのに何キレてんの?ウザ
MOB
はッ、はぁッ!?
グレイ
恥ずかしくないの?30近く歳離れてる様な子に汚ない声上げたりして
グレイ
さっきから唾飛んでるしこの子の服汚れるじゃん、そんなのにも気づかないの?
グレイ
馬鹿なの?
グレイ
おっさん臭いし汚いしウザイし何ほんと、お風呂入ってる?
グレイ
まぁけど、どーせ最低賃金並の安月給で働いて酒飲んで誰かにキレてないと自分保てないんだしょ
グレイ
かわいそ
MOB
ッグ…
グレイ
セレスちゃん、行こ
セレス
ぇ、あっ…はっ、はい!!!
グレイ
はいウエットティッシュ
グレイ
お洋服これで一応拭きな
セレス
グレイ様っ
グレイ
んー?
セレス
先程は…この奴隷を助けて頂き…本当にありがとうございますッ
セレス
この御恩はよりグレイ様に御奉仕して変えさせて頂きますっ!!!
グレイ
別に〜
グレイ
あんな状況で子供を守るのは大人の役目だからね、気にしないで〜
セレス
子供…僭越ながら申し上げますが
セレス
私はグレイ様の弟様と同い歳です
グレイ
いや、ブランも赤ちゃんだよ
セレス
えっ
グレイ
まだまだ世界を知らない
グレイ
綺麗で可愛くて
グレイ
優しい子だもん
グレイ
…勿論セレスちゃんもね
セレス
グレイ様……
セレス
(…私を優しいと仰って下さるのですね……)