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私、いつになったら颯太のこと諦められるんだろ…
時々、ドキドキすることはあるけど、颯太を超えたことはない。
瑠夏君も、颯太よりかはドキドキしないし。
私、おかしいかな。
颯太と穂乃果を幸せにしてあげたいとか思ってるのに、颯太以外に好きな人はできなくて、穂乃果の告白とか、止めちゃって…
最低だなって、自分でもわかってる。
けど…
穂乃果
理奈
穂乃果と、いつものように昼食を食べていたとき。
穂乃果
え?
私、いつも穂乃果の邪魔してた。
穂乃果、絶対告白する!って思ってたから止めてた。
なのに、勇気でないって…
穂乃果にまで気使わせてた…
だめだな、私って。
理奈
穂乃果
穂乃果
これ以上、だめだ…
理奈
そこで、話すのを止めた。
もしここで、私も好きだったって伝えても、穂乃果が告白しにくくなるだけだよね…
穂乃果には、そんな風になって欲しくないから…
理奈
出そうだった涙をぐっとこらえた。
理奈
やっと言えた。
ずっと言えなかった言葉。
今は、心の底から言える。
穂乃果は、颯太を屋上に呼び出して告白したらしい。
やっぱり、2人は両想いだったみたい。
穂乃果
穂乃果の笑顔を見て、嬉しい気持ちがこみ上げた。
それと、少しだけ悲しいような気持ち。
でも、今やっと気付いた。
好きな人には、幸せになってほしい。
穂乃果にも、颯太にも。
今の私なら、心の底から言える。
理奈
悲しみと、嬉しさから生まれた涙が、私の頬を伝っていく。