???
だっ、誰ですか!?
まな
え、か、かか
???
え、、?
胸が高鳴る
見慣れた制服
???
あの?
おどおどと不審感を拭えぬなか、心配混じりに彼は尋ねる
まな
あの、ここは
まな
ツイステッドワンダーランド、ですか?
興奮を抑えつつ私が問うと
眉をひそめて答える
監督生
そうですけど、?
まな
やっぱり!!!!?
私が大きな声を出すと、扉の方からちらりと毛むくじゃらで丸っこいタヌキのような生き物が顔を出す
???
ふなぁ、なんなんだゾ、
まな
っ!?
???
ん?
???
・・・
まな
・・・
絶妙に長い沈黙
その静寂はシマシマのリボンを首に着けたけものの声で切り裂かれた
???
だ、だだだだだ誰なんだゾ!?!?
???
子分!!きっと新しいゴーストなんだゾ!!?
監督生
た、確かに、!急に出てきたし、
監督生
でも、死んでるようには見え、ない?
このままでは、あらぬ疑いをかけられる。 そう思いゆっくりと弁明を始める
まな
あ!わ、私は!!
まな
大葉まな16歳!!!
多分異世界から来ました!でも急なことすぎて夢かもって思ってます!
この世界のことは割と把握してます!みんな愛してるよぉ!!!!!!
多分異世界から来ました!でも急なことすぎて夢かもって思ってます!
この世界のことは割と把握してます!みんな愛してるよぉ!!!!!!
一息で言い終えて様子を伺う
???
コイツ、やっぱり不審者なんだゾ
監督生
異世界、
???
子分、?
監督生
あっ、、ごめん、
監督生
ゴーストでは無いみたいだね、良かった
まな
う、うん
監督生
僕はユウ、よろしくね
そう言って笑いかけながら手を差し伸べるその姿はまさに
まな
天使、
監督生
えっ、!?
まな
あ、ごめん言葉のチョイスミスったかも
監督生
えーっと、あ!
監督生の後ろに隠れていた毛むくじゃらのたぬきをこちらに見せて可愛らしく言う
監督生
こっちはグリム!
グリム
ふなぁ!?やめるんだゾ!!!
青い炎を纏ったケモノは怪訝そうな表情でこちらを見る
まな
あ、グリム様かっこいい〜、
グリム
…、
おだてて機嫌を取ろうと思ったのだが、流石に強引すぎただろうか
けれど、なんとしてでも親分の懐に入り込まねば…
まな
わ、私にはわかる、!わかりますよ!
まな
貴方はいずれ大魔法士になられる!強い力を感じる、!!
グリム
…!
その言葉を聞くとグリムは嬉しそうに耳をピコピコと動かす
グリム
お前なかなかに分かるやつなんだゾ!
まな
左様ですか!!!!
監督生
あはは、
まな
…ふぅ、
とりあえず疑いは晴れたという事で安堵の吐息を漏らす
監督生
えっと、まなちゃん色々と聞きたいことが、、、
まな
あ、
監督生
ここ座って?







