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学校 にも 慣れて 、 来週 から 夏休み に 入る という 日 に

いきなり 稲荷 くん から 屋上 に 呼び出された 。

なにか あったのか と 心配 に なったが 、

屋上 に 少し 遅れて 姿 を 表した 彼 を 見れば 、

その 心配 も 掻き消される 。

ごめん 、 赤 ちゃん 。

遅れちゃった 、 呼吸整

いいよ 、 全然 。

… で 、 話 っ て ?

俺 が 話 を 切り出した 瞬間 、

稲荷 くん の 顔 が 一気 に 紅潮 するのが 分かる 。

… それが 、 この ムシムシ と した 暑さ でじゃ 無いことも だ 。

… 正直 に 言ったら 、

絶対 引かれると 思うんだけど 、

… うん 。

この 時点 で 話 の 内容 は だいたい 分かっていた 。

… けど 、 分かりたくなかった 。

自分 の ほうが 何百倍 も 緊張 してる はず なのに 、

転校初日 に 笑顔 で 話しかけて くれた こと 。

それは 、 僕 に とって 凄く 嬉しかった し 、

… 凄く 、 惹かれたん だと 思う 。

( やめて … 、

こんな 僕 が 赤 ちゃん に 見合う 人間 かは 分からないけど 、 ! /

( やめて … っ

お付き合い 、 したい です 、 ! /

( そんな 事 言わないで … 、

稲荷 くん 、 俺 はね

中身 が 空っぽ なんだ 。

君 は 、 「 君 が 俺 に 見合うか 分からない 」 っ て 言ったけど 、

まったく 反対 なんだよ 。

「 俺 が 君 に 見合うか 分からない 」 の 。

まるで 太陽 で 、

誰からも 愛されている 君 に 、

俺 は 相応しく ないんだ 。

( ほんと は 俺 だって 気づいてた 。

( 目の前 に いる 君 に 、 心 を 惹かれていたこと 、

( 恋 を するんだったら 、 この人 は ダメ な ことも 。

( 君 みたいな 太陽 に 雑草 の 僕 は 釣り合わないんだ 。

… どう 、 ? /

… っ 、

ごめん … 、

… っ 。

気持ち は 凄く 嬉しいんだ 。

俺 も 稲荷 くん の 事 、 好き だし 。

… けど 、

… けど 、

っ ごめん … っ 、 !
ポ ロ ッ

( 逃出

赤 ちゃん が 行ってしまった 。

は ー 、 やってしまった 。

… 普通 に 考えたら そうだよね 。

男 が 男 に 恋 するなんて …

最悪 だ 。

( 同性 を 好き に なったのは 赤 ちゃん が 初めて なのに 。

水 の 過去 __

MOB

なんかさ 〜 、

MOB

うち と 水 っ て 身体 の 相性 悪くない 、 ? w

ぇ 、 ?

そ 、 そ ー なの … かな

MOB

だって 全然 気持ちよく ないもん 、 w

MOB

水 も ぶっちゃけ 思うでしょ 、 ?

ま 、 まあ 。

( 気持ちいい 、 気持ちくない じゃなくて 、

( 愛情 表現 の ほうが 大事 だと 思うけどな 。

MOB

急に ごめん だけど 、

MOB

別れて欲しい 。

ぇ ? ど 、 ど ー して 、 ?

MOB

ん 〜 、 なんか

MOB

思ってたのと 違う ん だよね 。

MOB

もっと 尽くしてくれる 系 だと 思ってたんだけど 、

そ … っ か 、

( 尽くした はず だったんだけどな 、

MOB

ほんと そういう とこ 嫌い ! ! ‪💢

ご 、 ごめ … っ

MOB

もういい 出てくから 。

… っ 、

( こんな 苦い 過去 も 忘れさせて くれる くらい 、

( 赤 ちゃん との 日々 は 楽しかった 。

ごめん 、 赤 ちゃん 。

僕 、 絶対 諦めないから 。

( … 俺 、 最低 だ 。

( 稲荷 くん は 頑張って 気持ち を 伝えて くれたのに … 、

ああ 、 俺 っ て どうして こう ダメ なんだろう 、

こんなん だから 前 も ああなったんだ 。

赤 の 過去 __

( うわ 眩し 、

( ○○ に 迎え 来て っ て 言われたから 来たけど …

この時 の 俺 の 恋人 は 、

隣町 でも 噂 に なるくらいの 、

とても かっこよくて 、 自慢 の 恋人 だった 。

… はず だった 。

この 日 まで は 。

MOB

〜 〜 〜 、 w

( ぁ 、 いた !

MOB

〜 〜 〜 、 ♡ w

( 女 … ?

( ぇ ッ ま ッ 、

その日 、 俺 は 恋人 と 女性 が

口付け を 交わす のを 目撃 してしまった 。

浮気 を はやく 知れたから いいじゃない 、

と 思うかもしれない 。

でも 、 その時 の 俺 は 情報 の 整理 が できなく 、

裏切られた 、 としか 思って 居なかった 。

その時 は 「 悲しい 」 「 悔しい 」 なんて 感情 は ある訳 なく 、

ただ ただ 、 今 、目の前 で 俺 に 気付かずに

女性 と 楽しげ に 会話 を している あの 屑 が

憎かった 。

今すぐ に でも 復讐 したかった 。

でも 、 そんなこと したら 俺 も 彼奴 と 同じ に なってしまう 、

もう お別れ を するしかないんだ 。

そう 思っていたのに 。

「 もう 恋 はしないって 決めたのに 」

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