※怪談話編は視点がコロコロ変わりますのでご理解の程よろしくお願いします
〜フレイム寮、3年生の部屋〜
ありす
はぁ…
ラムネ
どうしたそんな深呼吸して
ありす
深呼吸じゃなくてため息よ
ありす
なんだか眠れなくて
ラムネ
ほーん…?
ラムネ
どうせ眠れないならいい所に連れて行ってやる
ありす
いいところ?
ラムネ
来いよ
ありす
ちょ、ちょっと待って
ありす
この時間に寮から出るのは校則違反でしょ
ラムネ
いいのいいの、ほらこっち
ありす
(ここは…空き教室?)
藤利
よぉこそぉ〜…
ありす
うわぁぁぁぁっ!?
ラムネ
何してんだ藤利!
幸斗
それ全員にやってたよ
藤利
やっぱこういうのは雰囲気大事だし
ありす
それでわざわざドアの後ろにいたわけ!?
ラムネ
まぁまぁ
ラムネ
ありすも急遽入るけど問題ないよな?
幸斗
まぁ、いいよ
姫羅々
勿論です
ここなな
おけまる!
エフィウム
…
芽亜里
大丈夫だよ〜
冥名
私も大丈夫なのです
ありす
待って待って!そもそもこれ何?!
藤利
下級生の君たちは知らなくて当然だよ
ラムネ
毎年恒例、深夜の怪談話
藤利
まぁね、説明に尺取りたくないんで
藤利
さっさと始めようか
姫羅々
ちなみにルールは…?
幸斗
1人ずつ順番に怪談話をする
幸斗
作り話でも実体験でもいい、ただし
ここなな
ただし?
藤利
話す人は必ずロウソクを持つこと
ラムネ
さて、始めようか
ラムネ
尺とりすぎ
エフィウム
…メタい
芽亜里
順番は座ってる順でいいと思うよ〜
〜順番〜 姫羅々 冥名 藤利 エフィウム 芽亜里 ここなな ラムネ 幸斗 ありす
姫羅々
私からですか、では…
姫羅々
ん゛んっ、
私にはとある行きつけのカフェがありました
吹き抜けの2階まである広々としたカフェ
ご飯も飲み物も美味しいのですが、
そこには私を含めた数人の常連さんしかいませんでした
とある日、私はその事を別の常連さんに聞いたのです
姫羅々
ここのカフェは雰囲気もとても素敵なのに
姫羅々
どうして誰も来たがらないのでしょうか
MOB
確かに雰囲気もいいし、飯も美味い
MOB
でも"アレ”が漂ってたらなぁ
姫羅々
アレ…?
私にはアレというものが分かりませんでしたが
他の常連さん達も口々に『アレ』と言っていました
MOB
アレは上に行きたがるし…無理もないが
姫羅々
…
姫羅々
(私には、ただのカフェに見えるのに)
MOB
アンタも、アレに連れていかれないようにしろよ
MOB
前まで色んな奴がここにいたが、
MOB
アレに連れていかれちまった
姫羅々
き、気をつけます…?
それから数日後、ふと気になった私はまたカフェへ行きました
しかしそこには、以前アレの話をしてくれた方はいませんでした
姫羅々
あの方は今日は来られてないのですか?
MOB
あぁ…
MOB
"アレ”に連れていかれたみたいだねぇ
姫羅々
…え、?
私には、霊感がありません
霊を見る魔法もまだ知りません
姫羅々
一体あのカフェには、私や常連さん以外の
姫羅々
"何”がいるのでしょうか
姫羅々
現在、そのカフェには
姫羅々
常連は私一人だけです
藤利
わぁお、シンプルだね
ありす
こっ……
幸斗
……
ラムネ
幸斗、私の袖を掴むな
椿姫
見ていただきありがとうございます
椿姫
この感じでやっていくんで結構長くなると思います
椿姫
是非、コメントやいいねお願いします!
椿姫
それでは!







