真っ暗な夜の道
私
どうしよう 迷子になっちゃった
私
ここ一体どこ
私
暗くて道もよく見えない
私
歩くのももう疲れたよ
私
ママー!
私
パパー!
私
どこにいるの?
すると目の前のおじいさんが私に気づいた
おじいさん
やぁ
おじいさん
どうしたんだ
私
おじいちゃん,私迷子なの。
おじいさん
そうかい、怖かったね
もう大丈夫だよ
もう大丈夫だよ
私
ほんと?
私
(あっ、私このおじいちゃん知ってる。)
私
(でも不思議。)
私
(どこかで会ったのかしら。)
私
(何でだろう)
私
(前にも1回こんな風に)
私
(手を繋いでこの道を歩いた気がする。)
少し考えた
私
(あぁそうか)
私
(思い出した)
私
(あれは…
あの夜は…)
あの夜は…)
私
プロポーズされた日の帰り道でしたね
私
おじいさん
私の病が進行すれば いずれあなたの事も分からなくなってしまう
子供の様になったり 夜中に街を徘徊するようになったり
過去
私
たくさんの迷惑をかけてしまうかも知れません
心配いらないよ
どんな時だって君を支えるどこにいたって君を見つける
おじいさん
私たちは,夫婦じゃないか