星に願って

この子は黒沢（くろさわ）バッチ君

元気で私の友達なんだ！

カッシー君の名を出すとバッチ君は驚いた顔でこちらを見ていた

突然なことを耳にしたから、私は思わず驚いてしまった

ん？なんか忘れられてない？

カッシー君はバッチ君の名を聞いた瞬間

ドン底に落とされたような顔をした。

裏切り者とはバッチ君のことだろうか、

なぜ裏切り者なのだろう、

あんなに笑顔だったカッシー君は

バッチ君が来ると地獄に落とされたような顔をし、怒っていた

それだけバッチ君のことが嫌いだったのだろうか、

カッシーと親友になった後の翌日に

学校に行ったら

カッシーがいじめられてた

俺は怖かった

助けたかった

だけどいじめられるのは怖くて

殴ってしまった

カッシーは力が弱かった

だから刃向かう事は出来なかった

俺の名を呼んだカッシーの顔はドン底に落とされたような顔をしてた

カッシーは話さなくなった

目も開かなくなった

俺は逃げた

怖くなってカッシーが死んだら俺のせいだって、

家の中に潜った

まるで猫から逃げたネズミのように

お母さんにカッシーが目が覚めたと聞いた

カッシーは10日も目が覚めなかったと言う、

俺は、取り返しの付かない事をした。

そして心に深い傷を負ったカッシーは俺のことを嫌いと言った

そして俺は無我夢中で走り続けた

次回 嫌いだけど