プロローグ
僕は交通事故にあい、生死をさまよった事で幽霊が見えるようになった。
子供の頃は幽霊が見えるようになりたい!と、夢を見ていた。
でも、それはあくまで"夢"だからいいものであって、 "現実"になると大変なものだ。
何が大変か?って、、、
_____僕は幽霊に恋をしたんだ
ある友達には
『幽霊が人間に、恋をするのは少女漫画とかで、あるの知ってるけど 人間が幽霊に恋をするのは、初めて知ったわw』
と、笑われる結果になった。
僕が恋をした君、、、
ううん、僕が恋をした、 坂本 黄と出会ったのは秋が始まり少し肌寒い時だったけな?
これは、半分幽霊の君と僕のお話だ。
ピッピッピッピッ
『ん゛ん』
『ここ何処?』
周りを見渡してみると、真っ白な部屋だった。
病院、、?
『ぁ、お母さんは?』
そう思い母に連絡する。
LINE。
なんで、僕ここにいんの?
おきたの?
うん
ちょっと待っててすぐ行くから!
それから母からのメッセージは来なかった。
自分の記憶を辿ってみる。
確か、学校に残らされて なんか見て、直感で追いかけなきゃと思って、、、
ぁ!車で引かれたんだ
ようやく自分がなんで、病院にいるのかわかってほっとしていると つかの間に母が勢いよく扉を開けた。
『青~』
『な、に、?それ?』
振り向くと大きな怪物が母の後ろを通った。
怪物と言っても目が垂れ下がっていたり、そう言うグロテスクなものじゃない
分かりやすいもので例えると、ピエロの仮面を被った奴だった。
こっちを見て怪物が言い出す『あ゛あ゛み゛ぇる゛??』
そう言う怪物は急に目が飛び出したり縮んだりしていて、
怖くて手が震えていた。
でも、ここで答えては、いけない、そう直感で感じた。
昔から感はいいので、今回も当たっているだろう、 と思い母と普通のフリをして接する
『なにそれ?お菓子??』
ぎごちない笑顔を作りながらいかにも 母が持っていた袋の事を言いましたアピールをする。
『あ゛ぁみ゛ぇな゛い゛』そうブツブツと言いながら怪物は去っていた。
なんだったんだ、あれ、
『青が無事で良かった~ 先生は脳に以上は無いって言ってたけど、貴方3日も目覚まさなかったのよ?』
母がドアを開けたまま話すので次々と怪物が見える。
中には気持ち悪いものや怖いものそれぞれだった。
そっか、病院だからか そう気づき真顔になる。
『ちょっと聞いてるの??青、大丈夫なら退院しても良いって、どうする?』
『退院する。』
『今すぐに』
『あら?そう?大丈夫?』
『全然大丈夫。ほらみて、』
そう言いながら少しジャンプをする、 本当は体のあちこちが痛いがもし、 痛いと言ってここにいなくちゃ行けないのなら全然痛くない振りをしよう。
そう心に決めた。
『ほらね、元気でしょ、早く行こ?』
はっ!、 今気づいたずっと顔が強ばっているからお母さん、心配するんじゃない?
あぁ、大馬鹿者だ青のバカ!
そう自分を自虐する。
でも、心配などしなくてよかった。
『そうね~元気なのはいい事だし~早く退院しましょっか~?』
さすが、僕の母だ。いや、気づかないって天然か?
まぁ、ここから出られるのだから深く考えないで行こう。
『じゃあ用意して~?』
『ぁ、うん、分かった。』
用意、と言っても母が僕が目覚めて着替えられるように 床に置いといてくれたバックを取るだけだった。
バックを取ろうとした時に霊と、目が会った。
その霊は隅っこに体育座りをしていた。
びっくりしてしまい、少し声が漏れる。『ひっ、』
するとその霊はニヤッと笑った。
_______いや、ニヤッと、と言うより二パッっとの方があっている。
『やっと、気づいてくれた!』
その子はスっと立ち上がりピョンピョン跳ね出した。
『背、たか、』
思わず口に出してしまう。
『青-?誰と話してるの?』
こ母が心配そうにちらを見つめてきたので軽く、『空耳じゃない〜?』と 誤魔化した。
顔は可愛らしいが多分身長は160後半だろう。
チビとしては、いや、チビじゃないけど! 背が高い人は敵だ。
僕は思いっきり睨みつけて病室から出た。
『ねぇねぇ、僕の事見えてるんですよね~?』
『僕、坂本 黄って言うんですよ~?』
『貴方のなまえは~?』
全てガン無視を決め込んだ。
廊下を1歩1歩と歩く度に霊が見える。
それに少し震えながらも下を向いて歩く。
でも、さっきよりか、霊が少なかった。
それからは、全然覚えてない。
緊張して記憶が飛んでいっている。
家に帰っても後ろに居る。
そう、着いてきたのだ。
『なに?』
冷たい口調でそういう。
『ぁ!やっと話してくれた!』
向日葵のようにニコッと笑う君は少し寂しそうな気がした。
『出て行ってくれない?』
チョット可哀想だなと思いつつ言葉を放つ。
『ぇ、ぁ、やっぱりそーですよね、』
君の顔がどんより曇る。
そのシュンとしている顔を見ると胸が痛い。
『でも、やっぱり少しならここに居ていーよ』
僕優しい、めっちゃ優しくない!?
君の顔がパッと明るくなり余程嬉しかったのか抱きついてくる。
でも、やっぱり幽霊だ、僕の体はすり抜け、君は机に顔をぶつけていた。
『いててて、』
『なんで、物触れんの?』
『えっと、僕まだ死んでなくて、このままだと植物状態になるとこなんですよ だからか分かんないけど物は触れるんです!うごかせないけど、』
『へぇー、』
『へぇー、って、興味ないんですか!?』
全く今日は最悪な日だ。でも、幽霊と話すなんて初めてだ。
・・・黄stbl
ある事をきっかけに小説を書くのを辞め、 自分の偏差値で受かりそうな学校を受け高校を過ごしていた。
高校3年生にもなって志望校が決まらないなんて、
先生には働く道もあるんだぞ?と、誘われたが なんか、高卒で働くのは、母に止められていたので大学へ行くつもりだ
今日も進路表が書けなくて放課後まで、残っていた。
イヤホンをして、音楽をかけ、道をあるいていた。
正直歩く事は好きじゃない。
でも、曲をかけると、 何気ないその道が自分が主人公になった道のように感じる。
草や花も笑いかけているようで楽しい。
そんなことを考えながら歩いていると、思わず歌詞を口ずさんでしまう。
好きな曲なのでイラストを覚えている。
確かここで主人公は下を向いたら
猫がいるはずだ。 僕も試しに下を向いてみるかと、思い下を向く。
『本当に、猫がい、る、!?』
猫はバレたのが嫌みたいに逃げていく。
この次の歌詞で主人公は猫を追いかける。
僕も同じように猫を追いかけていたら、、、、
______車に引かれた。
目覚めてみるとそこは、病室で滅多に泣かない母が泣いていた。
でも、もう大丈夫~!僕、起きたよ!
『お母さん!』
そう母に問いかけるのに母は全く返事をしてくれない。
『お母さん?、ぁ病院の先生!』
2人ともずっと無視をする。
すると母が口を開いた。やっと返事してくれるんだね! 嬉しくなって飛び跳ねる。
『先生!黄は、目覚めないんですか!?』
は?
『脳に異常はありません。 目覚められるか、られないかわ、黄さんの体次第です』
『ただ、ずっとこのままだと植物状態になってしまうでしょう』
なにこれ、嫌がらせ?
『ねぇ!お母さん!』
母の体を揺さぶろうとすると、手が母の体を貫通した。
どういうこと、
その場が嫌になって逃げ出した。
走って走って、スクランブル交差点に来ると人がいっぱい居て、 ドッキリじゃないかと話しかけてみるが誰も答えてくれない。
男の人とぶつかりそうになり反射神経で屈むがそれもすり抜けて行った。
突きつけられた現実が、苦しくて人がいないところに行きたくなり
下を見ながら走った。
ゴチン、鈍い音が鳴る。
『いった!』
パッと上を見ると
そこはフェンスで囲まれていた神社だった。
よく見ると看板が立ててあった。
(取り壊す予定です。ここは危険なので入らないでください。 )
そう書いてあったが この際何処でもいい、人が居ないところだったら何処でもいいと思い
フェンスをよじ登る。
神社に入ると石段があり、鳥居があり、その先に小さな小屋があった。
そこにそーっと入る。
入って座り込むと何故か安心をして泣いていた。
小さな小屋に僕の泣き声だけが聞こえる。
神様、助けてよ、
『読んだ?』
誰かの声が聞こえて目を開く
そこに居たのは僕が事故に会う前に見た猫だった。
見た目は100万回生きた猫に似ていて、中性のような声で話していた。
『わぁ、猫ちゃん』
『猫じゃない!』
そう言って威嚇する姿は可愛くてふふってと、笑ってしまう。
『猫ちゃん君は神様なの?』
『だからー!猫じゃない!!』
『ごめんなさいw』
『で、神様なの?』
『神様ではないけど、神様の使いだ!』
ドヤ顔で笑う姿はとっても可愛い
(おなんどいろ) 笑っていたら御納戸色の目を丸くして気まずそうにこちらを見つめてくる。
『どーしたんですか?』
『その、ごめんなさい、』
ぺこりとお辞儀をしてくる。
『ぇ!?どーしたの??』
『僕のせいで君はそんな状態になったんだ。』
『どーいうこと?』
猫ちゃんの瞳に涙が溜まっていく。
『本当は言うか迷ったけど、君の顔を見ていると胸が苦しくって』
『神様に、あまりっ、ふらふらしちゃダメって言われていたのに、』
『猫の姿でお散歩してたから君が僕に惹かれて僕を追いかけて』
『君は車にっ、引かれたたんだ。』
『大丈夫だよ、猫ちゃん、 猫ちゃんを追いかけていていて、周りを見なかった僕が悪いの!』
こんなに可愛い猫ちゃんに辛い思いをさせていたと考えると 心に罪悪感を感じた。
『でもね、猫の姿だと、にんげんが惹かれてしまうの、』
『だからっ、だからっ僕が、っ、、』
『だいじょーぶ!』
そう言って猫ちゃんを撫でた。
『だって、きちんと話してくれたもん!許すに決まってる!』
『ありがとうっ、』
『ぁ、でも、その変わり猫ちゃんって読んでいい?』
『ぇ、ぁ、』
そうすると猫ちゃんはプクーっと頬を膨らまし、
『許してくれたから、特別にいーだろう!』
少し拗ねながら言ってくれた。
『僕が拾った種だから僕がきちんと回収する。』
『君には人助けをして欲しいんだ!』
『人助け、、?』
『うん!そーしたら君は人間にもどれる!』
『でも、誰をたすけるの?』
『それは、僕が決める! きちんと君と相性が合いそうなひとを選ぶから心配しないで!』
猫ちゃんが目をつぶって、考え出している、そう思うだけで、可愛らしい。
『えっと、この子かなっ!』
『この子、不登校なんだ、この子を救ってあげたい。』
不登校、、?
蘇る記憶、急に気分が悪くなる。
『ぅ、、この子はむり、』
『大丈夫、君の過去を知って僕はそう決めた。』
『絶対いける!』
『彼は今ある、病院へ居るんだ。 君の手に着いている赤い糸を辿れば彼に会えるよ。』
そう言い猫ちゃんは消えた。
無理だよ、
猫ちゃんの『絶対行ける!』の言葉が頭に回る。
行けるかな、、? そう思いつつも猫ちゃんが頑張って やってくれてるんだと思ったら急に足が糸を辿っていた。
『ここ、病院じゃん、』
さっきの母に無視をされた、記憶が蘇る。
苦しい、嫌だ、そう思いつつもゆっくり病室へ入る。
『まだ寝てる。』
彼のベットの隣でゆっくりと体育座りをする。
『ん゛ん』
『ここ何処、?』
君が起きた。
いつ気づくか、少し待ってみる。
しばらくすると君が気づいてくれて でも、ずっと無視をされるから君の家までついて行った。
僕、性格悪いね、、
きみの家着いて、おろおろとしていると君が話しかけてくれた。
『なに?』
ぇ、見た目とは違ってクールなんだ、僕の性格に会うかな、、?
まぁ、猫ちゃんを信じよう!
最初嫌がっていたが次第に 君はここに居てくれていいと言ってくれた。
第一印象は、根元は優しくてでも、クールな子だった。
続き♡200((((ゔゔん゛80でお願いします(;Д;) ↑欲張りすぎ欲張りクォーターか(?) は?と思ったそこの君!大丈夫ー君は正常だよ、✰︎
ブクマ報告お願いします!
これからどんどん面白くする予定です! 言っとくけど、かんどうだぉ!
コメントお待ちしています!
コメント
74件
ブクマ失礼します!
なんですかこの神作は。ブクマですね。フォローですね。
やん、見るの遅れた。最高かよ。 ぴえーんぴえーん。