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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

僕の中の鬱さん像は誠実(笑)の人です。

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

それはほんとに一瞬で時間が止まったのかと思った。

前を通る彼女は確かシッマの部隊の子。

思わず声をかけた。

なぁ、ちょっとええ?

千冬

はい?何か…

千冬

あぁ、鬱様でしたか。

透き通る声。

新品のローブみたいに真っ白で綺麗な髪。

吸い込まれそうなくらい真っ青な瞳。

雪みたいに白い肌。

千冬

千冬

何か御用ですか?

と、少し首を傾げる彼女。

あぁ、全てが愛おしい。

これを世間では『一目惚れ』と言うのだろうか。

…ちょっとごめんな。

そう言い彼女を壁に押し付ける。

千冬

!?な、何するんですか…!

抵抗して逃げようとしているが所詮女性。

男の力に敵うはずない。

本当に出会ったばかりで自分でもおかしいと思う。

抵抗する彼女の喉へキスを落とす。

すると彼女の動きがピタリと止まった。

千冬

…鬱様。私、そこまで鈍くないです。

そう言い彼女は僕の手を取る。

千冬

貴方の期待に応えることは"今は"出来ません。

千冬

でも、せめてこれで勘弁してください。

そんな事を言いながら彼女は僕の手の甲へとキスを落とし去っていく。

彼女が居なくなったあと、1人で廊下の壁へと倒れ込む。

"今は"って…

期待してもええんか…

そんな事を呟きながら火照った頬の熱を冷ますためベランダへ出る。

今夜は月が綺麗ですね…なんてな。

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

どうよ!(何が。)

鬱さん純粋でしょ!?

手の甲にキスされたぐらいで照れるとかこれは女遊びしてませんねぇ!

てか千冬ちゃんかっけぇ…

皆さん、キスって場所によって意味代わるの知ってます?

たんぺんしぅ!【完結済み】

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