寝卯
物心がついて少ししたとき、 ある1つの事を言われた。
母
ほとけ
母
母
ほとけ
ほとけ
母
ほとけ
母
ほとけ
ある日のことだった
事故にあいかけた僕を助けようとして、 お父さんは死んだ
お母さんにとって、 お父さんは大切な存在だった
その、大切な人がいなくなり、 お母さんはとても厳しくなった
それからは、ときどき外に出て、 前にお母さんから聞いた 兄の情報をたよりに探すようになった
だが、伝えられた情報は、
「白い髪、紫の瞳」
これだけだった。
髪は白く染めている人と結構いるし、 目は見にくい
だから、たいへんだった
そして、ある日。
僕と同じくらいの背丈、 染めたようには見えない髪、 そして… 紫の瞳。
その人、
“しょーくん”
を見つけた。
……気がした。
だけど、 僕にはその人に話しかける勇気は無かった
次見つけたら話しかけよう。 次…次…
でも、ずっと話しかけることは無かった
その人は“しょうくん”だったのだろうか
しょう
ほとけ
しょう
ほとけ
ゆうすけ
ほとけ
ゆうすけ
ほとけ
しょう
しょう
ほとけ
寝卯
寝卯
寝卯
コメント
2件
続き待ってるよぉぉ