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泉月

……

私は咄嗟に置いていた傘を差し、急いでその場を離れようとした。

橘 ことは

あ、ちょっと…!!

泉月

……

橘 ことは

ね、ねえってば!!

泉月

……?

橘 ことは

ありがとう…

桜遥

……俺?

橘 ことは

あんた達以外に誰がいるのよ。

泉月

…私は当然の事をしたまでです。…では、

橘 ことは

え、!?ちょ、!!

私、なんで立ち去ろうとしてるんだろ。

せっかくまた会えて嬉しい相手のはずなのに…

私は″貴方の味方″って言ったのに離れてしまったから? 覚えてないと思っているから?

いや、、違う

全部、全部私のせいだと思ってるからだ。

今更、顔を合わせるだなんて…

桜遥

おい。

泉月

…!

桜遥

……なんで…離れようとすんだよ。

泉月

………。

橘 ことは

あれ?知り合い?

桜遥

あぁ、、

泉月

……私なんか、顔合わせたくないでしょう?

泉月

だから…

桜遥

……っ!!?/////

橘 ことは

あれ、なんで顔赤いの…?

泉月

ぇ、?(振り返る)

するとそこには

顔を真っ赤に染めた″彼″がいた

泉月

……ど、どうしたの…

桜遥

いや、、その…

桜遥

ま、まだ…ソレ、使ってくれてると思って….

泉月

…傘の事、?

桜遥

…そ、それ以外何があんだよ…っ!!//

泉月

…うん。使ってたよ。

泉月

これは、私の大切な物だったから。(微笑む)

桜遥

…!?!?!?///////

橘 ことは

うわ、あっか。

桜遥

う、うるせぇ!!///

泉月

……貴方は、?

橘 ことは

私は橘ことは。

泉月

私は…泉です。泉月。

橘 ことは

月ね!

泉月

はい。

それから、ことはさんには喫茶ポトスに連れて行ってもらった。

橘 ことは

へぇ…じゃあ、桜と月は幼馴染なんだ〜、

泉月

はい。

泉月

訳ありで、離れ離れになりましたが…

橘 ことは

へぇ…でもこうやってまた会えてよかったじゃん。

泉月

そうですね…

________________________

橘 ことは

ヘー、じゃあ桜と月は外の人間なんだ…

橘 ことは

どうりで見たことないわけだ…

そう言い、ことはさんは私のコーヒーと遥のオムライスを置く。

そして、ことはさんはこの町に来ることが珍しいと言ってきた。

理由を聞くと、

この街はちょっと前まで、いろんなチーム、ギ ヤング、ケンカ、抗争で治安は最悪で、普通の人は近寄りがたかったらしい

橘 ことは

にしても、桜も月も変わったナリしてんね…

橘 ことは

片側だけ色が違う…カラコンでも染めてるんでもないんでしょ?

橘 ことは

月も…グラデーションになってるし、目は縁が紫色だ…

桜遥

あ?なんか文句あんのか…(睨

橘 ことは

すげー…ビー玉みたい…綺麗だね、、月も…

泉月

…!?

桜遥

あぁ!?やんのか!?

橘 ことは

メンチ切ったわけじゃねぇよ…

泉月

……

綺麗…

そう言ってもらえて嬉しいはずなのに

どこか、その純粋な褒め言葉を捻じ曲げてしまっている自分がいた。

私はきっと「幸せ」にはなれない

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