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冒険者ギルドの中で、少女が溜息をついた
ヨワメ
ヨワメ
ヨワメ
彼女は『金剛力 弱芽(コンゴウリキ ヨワメ)』
上げて落とす! みたいな氏名の少女は、魔導スマホでSNSばっかり見ている
楽して明日のスター(勇者)を夢見る、ちょっと残念な娘だ
いろいろな事業を興しては、撤退を繰り返す
焼き菓子のプロデュースを手掛けたが、見事に玉砕
菓子の名は『おじいちゃんの根性焼き』
売れたのは3個だけだった
ヨワメ
ギルドの重い扉が、爆音とともに吹っ飛んだ
ふぁんたジジイ
立ち昇る煙の中から現れたのは、ファイナルふぁんたジジイだ
ギルドの受付嬢が絶叫した
受付嬢
受付嬢
腰の曲がった爺の姿はブーメラン
床にぶっ刺さったブーメラン、いや、爺が立ちあがる
背中には『今月ぶんのおくすり袋』を背負っている
袋には、年々増え続ける大量の診察券が入っている
爺は、ずかずかと遠慮なくカウンターに近づき、真剣な顔で言い放つ
ふぁんたジジイ
ふぁんたジジイ
ヨワメ
ヨワメ
ふぁんたジジイ
ふぁんたジジイ
ふぁんたジジイ
ヨワメ
思わずツッコミを入れたヨワメの声が響く
ヨワメ
ふぁんたジジイ
ふぁんたジジイ
ふぁんたジジイ
ふぁんたジジイ
ヨワメ
ヨワメ
ヨワメ
ふぁんたジジイ
ヨワメ
ふぁんたジジイ
ふぁんたジジイ
都合の悪いことは、爺の耳には入ってこないらしい
ヨワメ
ヨワメ
ヨワメ
ヨワメ
ヨワメのスマホ魔導スキャンが弾き出した数値は、常識をはるかに超えていた
ふぁんたジジイ
ふぁんたジジイ
ふぁんたジジイ
ド ガ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ン !
すぐさま、遠くの火山が噴火した
ヨワメ
つづく……