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僕の名前は勇歩!
ごく普通の幼稚園児だ
ママ
ママ
勇歩
ママ
勇歩
勇歩
ママ
ママ
勇歩
勇歩
ママ
勇歩
ママ
今日も一日が終わる
優しいママとギャンブル中毒のパパと暮らしていた
パパが帰って来るのは夜中だし会うことは中々ない
ママ…優しすぎて少し心配だな
早く僕が働いてお金稼がなきゃ
勇歩
勇歩
パパ
勇歩
リビングからパパの怒鳴り声が聞こえた
ママ
パパ
パパ
ガシャン
ママ
勇歩
パパの部屋に行くと…
血が流れているママがいた
勇歩
パパ
パパ
勇歩
勇歩
パパ
パパ
パパ
え?パパ…何言っているの?
僕…男だよ?
息子の性別すら知らないの?
勇歩
思い切りドアを開けた
ドアが開いたら逃げ出した
遠くに逃げ出した
夜は暗く寒い
そうパパに教わったけど嘘みたい
とても明るくて暖かい
空は暗いのに
そっと入れたポケットには飴があった
勇歩
勇歩
舐めてみたら濃い苺の味がした
薄くミルクの濃くもある
勇歩
泣きそうなのを我慢した
ビルに掛けられた大型テレビには
名探偵コ○ンが流れていた
勇歩
勇歩
勇歩
きっと探偵になれば給料とか高いんだろうな…
それなら…
僕,探偵になってもいいかもな