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ちょうど8年前か…
中学1年生の頃の私は、悲しみだけを知っていた。
私は、電車の窓から、星が光る夜空を見た。
星川 朱里
お母さん
私・星川 朱里・中学1年生は、お母さんからもらった赤いチェックの布に包まれたお弁当を持ち、いつものようにエレベーターに乗った。
星川 朱里
星川 朱里
まだこのマンションに来て1週間。
春の入学式と同時に越して来たのだ。
お父さんの職場が変わったといっているけれど、私は信じられない。
だってお父さん、毎日車で朝早くに出てるんだもん!
絶対何か他に理由があるはず…
でも、前のアパートよりも広いから、そのことに関してはあまり言っていない。
浅野 美月
浅野 美月
星川 朱里
マンションを出ると、道路を挟んだ歩道に、美月ちゃんがいた。
私は、手を振りながら駆け寄った。
美月ちゃんは、私の友達。
まだ1週間しか経っていないけれど、美月ちゃんが話しかけてくれたうちに、仲良くなっていった。
最初は、髪が茶色で、チャラいイメージだった。
でも、性格も優しくて、馴染みやすくて、後から聞くと、髪は地毛と言っていた。
クラスの中で1番仲良くさせてもらっている人だ。
浅野 美月
星川 朱里
あははと苦笑い。
実は全然慣れてない。
もっといえばマンションも!
浅野 美月
星川 朱里
浅野 美月
美月ちゃんは、あっ!という顔をして言った。
浅野 美月
浅野 美月
星川 朱里
美月ちゃんは、少し怒ったような悲しんだような顔で言った。
浅野 美月
浅野 美月
星川 朱里
美月ちゃんのお母さんは居酒屋、お父さんはパティシエで遅くなるらしい。
お父さんの作るケーキがあまりにも売れなくて、お母さんも働くようになったって、この前言ってたっけ。
星川 朱里
星川 朱里
浅野 美月
浅野 美月
星川 朱里
星川 朱里
お母さんとお父さんは、引っ越ししたてで、私に友達ができるか不安だと思うから、きっと大歓迎!
浅野 美月
星川 朱里
浅野 美月
と、2人でハイタッチ!
放課後楽しみ〜!
そして、放課後になった。
美月ちゃんには、リビングの机に置き手紙を置いておくと言っていた。
早く来ないかな〜
私は待ちきれず、ドアの前にいた。
浅野 美月
浅野 美月
浅野 美月
星川 朱里
美月ちゃんの背中には、大きめのリュックが背負われていた。
星川 朱里
浅野 美月
お父さん
玄関に入ると、キッチンから出てきたのか、エプロン姿のお父さんが出てきた。
星川 朱里
浅野 美月
浅野 美月
お母さん
星川 朱里
浅野 美月
はぁ…玄関だけでこんなににぎわうとは…
すると、
お父さん
お父さん
と、お父さんが慌てた様子でお母さんを戻らせようとした。
星川 朱里
お父さん
お父さん
星川 朱里
お父さん
お父さん
お母さん
お母さん
星川 朱里
なんか、2人の様子が明らかに怪しい…
なんか隠してる?
まあ、いっか…
星川 朱里
浅野 美月
私は、少し疑問に思いながらもリビングに入った。
浅野 美月
浅野 美月
星川 朱里
私達がリビングで話していると、お父さんがお母さんを、畳の小部屋に敷いている布団に寝かせていた。
お父さん
星川 朱里
浅野 美月
お父さん
星川 朱里
浅野 美月
私達は、一緒にお風呂に入ることにした。
でも…
浅野 美月
浅野 美月
星川 朱里
やっぱり恥ずかしい…
服を脱ぐか脱がないかためらっていると、
浅野 美月
浅野 美月
浅野 美月
星川 朱里
浅野 美月
浅野 美月
星川 朱里
浅野 美月
どうしたんだろう…
何を聞いたんだろう?