スースーと寝息が聞こえる中俺は眠れずにいた
n k
それでも体力温存のためには睡眠は必須だ
俺は眠れなくてもいいから、と沈んでしまった太陽が昇るまで横になることにした
n k
n k
n k
~~~~~~
~~~~~~!
俺の耳に誰かの声が入った
n k
俺は声のする方へと向かう
声は徐々に大きくなってより鮮明になっていく
そして景色も__
変わっていった
床に散る血痕
モヤのかかった人から溢れ出す真っ赤な血液
そして俺は恐怖を感じた
n k
血液を「綺麗」と思う自分に__
n k
きっと俺は、これ以上ここにいてはいけない
ここにいてしまっては狂ってしまう
俺は血液がないであろう先程の場所へ、と後ろを向く
そして俺が見た景色は先程とは違くて__
ガラスが割れて奈落へと落ちていくモヤのかかった人物
n k
夢の世界はいつも現実と同じように変わりゆく
夢は歪んでいて元の場所には戻れないもの
そう気づいたのは夢の中から抜け出した時
n k
俺はこの場所に留まっていたい
夢はそれを許してくれはしない
体が勝手に動き出す
n k
夢の中では操り人形
思い通りにはならない
炎が目の前まで迫る
そこにあるのは顔も分からなくなってしまった死体
俺はこのまま焼けて、この死体と同じ末路を追うのだろうか
n k
夢の中でも怖いものは怖い
夢なのに何故か涙が頬を伝う感触がある
そして体が温まっていく
これは火の温もりだろうか
いや、違う
これは__
n k
人の温もりだ
赤・緑・青・紫・黄色
5つの灯火が俺の心に温もりをくれて
冷たくなっていた心が和らぐ
n k
5人が俺が起きたことに気づき触れていた手を俺から離す
温まっていた俺の体はまた冷え出す
頬を伝う涙も時間を経て冷えていく
どうしてこうも、孤独を感じてしまうのだろうか
俺は今、5人の仲間といるはずなのに
5人は俺とは何かが違う
人に違いがあるのは当たり前だが、 心構え、とでも言うのだろうか 俺とは違った気がした
Broooock side
嫌な夢でも見たのだろうか
水色から涙が流れ続ける
「おはよう」という彼に僕達は何も返せなくて__
彼に"また"壊れて欲しくなくて
何もすることが出来なかった
今できることがあるとするのならば
「5人で」傍にいてあげること
誰1人欠けずに
6人で生き残ること
僕はもう、間違えない
同じ過ちを繰り返さない
絶対6人で生き残ってみせる
nakamuが壊れないように
嫌なことは温もりで誤魔化さないとッ
コメント
11件
絵描き終わるまでマナモにしてたんで通知見れてなかったんですけどまぁしにましたよね(本日2度目)
好きぃ……、((←きも
神作品ですねッ!!! 尊敬……!!