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遠征バスが目的地の体育館の前に止まり、プシューと音を立てて扉が開いた。
私は高めのポニーテールを揺らしながら、大きなエナメルバッグを肩にかけてバスを降りた。
目の前には、すでに見慣れた音駒高校の赤いジャージと、烏野高校の黒いジャージが集まっている。
木兎光太郎
バスを降りるなり全力で叫ぶ木兎さんの後ろで、赤葦が冷静に荷物を下ろしていた。
赤葦京治
詩織
体育館の入り口へ向かおうとしたその時、背後から少し低くて楽しげな声が響いた。
黒尾鉄朗
振り返ると、ニヤニヤとした笑みを浮かべた音駒の主将、黒尾鉄朗先輩が立っていた。
その隣には、ゲーム機を手にした孤爪研磨くんもいる。
赤葦京治
黒尾鉄朗
孤爪研磨
研磨くんが呆れたようにゲームから目を離さずに呟き、黒尾先輩は「人聞きが悪いな!」と笑った。
私は少し緊張したけれど、一歩前に出てペコリと頭を下げた。
詩織
黒尾鉄朗
赤葦京治
赤葦がすっと私の前に割って入り、黒尾先輩の視線を遮るように真面目な顔で言った。
黒尾先輩はそれを見て、「ほら見ろ、やっぱり過保護だ!」と大爆笑している。
清水潔子
クスッと笑う声がして横を見ると、圧倒的な美しさを纏った烏野の3年生マネージャー、清水潔子先輩が、カゴを持って優しく微笑んでいた。
その後ろからは、小さくて可愛い1年生の谷地仁花ちゃんが、ガチガチに緊張しながらペコペコと頭を下げている。
詩織
清水潔子
谷地仁花
「よろしくね、仁花ちゃん」と私が微笑むと、仁花ちゃんは「美少女が二人も目の前に……!」とさらにパニックになっていた。
赤葦京治
詩織
他校の先輩たちに囲まれながらも、赤葦と交わす視線だけはいつも通りだった。
こうして、他校のマネージャーたちとの絆も深まる、賑やかで熱い合同合宿が幕を開けた。
コメント
1件
第6話、読み終えました〜! 合同合宿のスタート、めっちゃ賑やかでワクワクしました! 黒尾先輩の「俺のって顔で見てた」発言に思わずニヤニヤ…赤葦の過保護っぷりがもう可愛いし、研磨くんの呆れツッコミも絶妙でした。詩織ちゃんが清水先輩や仁花ちゃんと仲良くなれそうでほっこり🌙 次の展開が気になる〜!