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統計いいね数が50を超えました!本当にありがとうございます! ぜひ、前回の「友情を壊した女」も読んでいただけると泣いて喜びます
「友情を壊す女」の続きとなります
この話は多少の身内ネタが 含まれています
今回はメルト視点で、 前回には無かった 能力っぽい話もあります
暖かい目で見守ってくださると幸いです
君をペットに迎え入れてからそろそろ 1ヶ月になる
1ヶ月も経てば仲良しこよしになれると思ったんだが…
メルト
メルト
ドアを開けてすぐ、私の方にパズルセットが飛んできた
胡桃
メルト
メルト
大切なペット前では常に笑顔に。 怒ったりなんかしてはいけない
メルト
メルト
メルト
メルト
私から見て、疑問に思ったことがある
私には無数の結界が張ってあるはずだ
普通にものを投げられたくらいじゃ跳ね返されて私にはぶつからない
それなのに毎回君だけ 結界を無視してくる
メルト
胡桃
胡桃
ふとある言葉が頭をよぎる
███████
………
……きっと仲良くなれると信じてる
君が仇で返しても心を開いてもらうまで私は恩を送り続けるだけだ
メルト
メルト
胡桃
胡桃
いつもの渦巻き仮面だし痛みに耐えることに必死で君の言っていることが聞こえてこない
多分、拒絶しているのだろう
メルト
メルト
メルト
時々怖くなる
愛おしいはずの君に愛想尽かしちゃうんじゃないかと
違う…
私の配慮が足りてないだけ、きっとそうなんだ…
メルト
この涙だけは、絶対君に見せたくない
君が苦しそうなのは、交流関係の狭さだと思ったからとりあえず私の友人と会わせることにした
メルト
メイ
優々
君はどこか不屈そうな顔をしてだんまりしているが、そのうち笑顔に変わることを祈ろう
メルト
メイ
メルト
そう私は小声でつぶやき、部屋の外らしきところで聞き耳を立てることにした
優々
胡桃
優々
優々
メイ
胡桃
メイ
胡桃
優々
胡桃
メイ
メイ
胡桃
メイ
優々
胡桃
そして胡桃はあるところに目がいった!
…ついスポーツ実況のような言い方をしてしまった
胡桃
胡桃
メイ
胡桃
メイ
優々
胡桃
メイ
胡桃
メイ
優々
おっとここでメイの強力なパンチがくり出されたーッ!
胡桃
勢いよく殴られた胡桃はめっちゃ吹っ飛んですぐそこの壁に体を強くぶつけた
メイ
草、やばいやん流石に戻ろ
メルト
メルト
メイ
優々
メルト
どうやら上手くいかなかったようだな…
ドサッ
メルト
あれから気絶した君を運ぶのに何十分もかかってしまった…
メルト
胡桃
メルト
胡桃
胡桃
メルト
胡桃
胡桃
胡桃
胡桃
胡桃
君がそう微かに呟いた後 どこからか果実用ナイフが飛んできた
メルト
胡桃
胡桃
胡桃
メルト
メルト
君が私の結界を無視できる理由がやっと理解出来た気がする
メルト
「想い」だったんだ
私の結界に抵抗できるのは私より強い 意志のみ
普段物を投げている時も、 本気で私が憎かったから 私に当たるという訳だった
今だって、物凄い殺気を感じる そんなに強い殺気じゃ 殺される運命は免れないのだ
シュルっ
胡桃
胡桃
突如現れたツタに、君は縛られていく
胡桃
メルト
ショックだった。
君が私を深く憎んでいたことも、 こうして殺される寸前まで追い込まれたことも、
全て、全てが私にとって ショックだったんだ。
会う度に増えていった 己の体にできたアザを見て 私は泣いてしまった
混乱でもしているのだろうか。 涙で視界が霞む中、君は唸ったり叫んだりしている。
メルト
メルト