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カヤ
カヤ
カヤ
髪も服もびしょ濡れになった
あのときのユウみたいに
おれは肩を押された
もう二度と…
カヤ
カヤ
イオリ
これでよかったよね……
ユウ…
ユウ
イオリ
ユウ
お前にも生きてほしいのに
イオリ
迎えにきてくれたんじゃ、なかったの?
ユウ
ユウ
イオリ
ユウ
ユウ
ユウ
ユウ
イオリ
そういえば
さっきも泣いてたな…
ユウ
ユウ
ユウ
イオリ
俺、泣いてる?
…バシャン
イオリ
カヤ
イオリ
暗くて
よく見えないけど……
イオリ
なんで、入ってきたんだよ
カヤ
イオリ
ユウ
イオリ
あれ…
ユウ?
………
カヤ
イオリ
馴染みのある手が
俺の手を握った
バシャン
今日も変わらず
ここで絵を描いている
今描いているのは
あいつが好きな向日葵
全然季節はずれだけど笑
急に描きたくなって
授業中のこの時間
誰もいない第三美術室で
ひとりで書き続けている。
昼休みにはやめるけど。
キーンコーンカンコーン
イオリ
イオリ
喜んでくれるかな
あ、そうだ
あいつにも見せようか。
はじめて絵を見せたとき、
大袈裟なくらい「すごい」って ずーっと言ってたっけ笑
イオリ
イオリ
きっと
今日も
ここに来る。
俺たちしか知らない、
誰も知らない
この場所に。
end.
完結しました。
ここまで呼んでくれた方、
ありがとうございました!
はじめまして、この話書いてた人です。
新人ですが、
読んでもらって、
いいねもくださって
本当にありがとうございます…!
おかげで最後まで書けました!
また機会があれば二作目も書きたいな
それでは〜👋