ふとんがふっとんだ
ふとんがふっとんだ
ふとんがふっとんだ
ふとんがふっとんだ
ふとんがふっとんだ
ふとんがふっとんだ
ずっと雨が続いていた
生きていることが雨だった
けど…君といる時だけ晴れだった
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
今、この瞬間
死と生の境目にいるこの瞬間
久しぶりに晴れた気がした
俺はどこにも居場所がなかった
いじめっ子
ないこ
ないこ
いじめっ子
ないこ
モブ
モブ2
ないこ
ないこ
ないこ
いじめっ子
藤井先生
いじめっ子
藤井先生
いじめっ子
藤井先生
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
家に帰っても俺は居場所がなかった
ないこ
ないこ母
ないこ
ないこ母
ないこ母
ないこ母
ないこ母
ないこ父
ないこ父
ないこ母
ないこ
ないこ
「ただいま」
そう言って返事が返ってきたことは一回もなかった
…家に人はいるのにね
ないこ父
ないこ父
ないこ母
ないこ母
ないこ
俺のお母さんは誰かわからない
親からはなにも聞かされてない
だから本当にお母さんがお母さんなのかもしれない
わからない
ないこ母
ないこ父
ないこ母
ないこ父
部屋でも聞こえる親の言い合い
うるさい
うるさい
うるさい
うるさい
うるさい
うるさい
うるさい
親は俺なんかに興味はなかった
いつも自分のことばかり
醜い
醜い
醜い
外に出るといじめられ
家に帰るとうるさい怒鳴り声
こんな醜くて残酷な世界
いらないと思った
もうなにもかも全部なくなればいいのに
そう思った
だから俺は死のうと思ったんだ
この世界を生きたいって思わなかったから
この世界を捨てたいって思ったから
りうら
りうら
ないこ
ないこ
死のうとした瞬間
人を見つけたんだ。
腹が白くて華奢な体をした男が
赤色の髪を風で揺らしながら寝ていた
ないこ
ないこ
一目惚れだったんだ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
ないこ
りうら
りうら
ないこ
りうら
りうら
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
ないこ
りうら
りうら
ないこ
ないこ
りうら
怖いと思った
なんで…?俺と仲良くしてたら株下がるだけだよ…?
いじめられるかもだよ…?
それなのに明るく優しく接してくれるこの人が
怖いと思った
なにか裏があるんじゃないかって
優しい人ほど怖いって俺は知ってるから
けど、りうらはそれから毎日俺の教室に来てくれたり
りうら
俺がいじめられたら助けてくれたり
いじめっ子
りうら
いじめっ子
ないこ
りうら
りうらには裏がなかった
本当に優しかった
この人なら信じてもいいかもって思った
そして気づいたら
いじめっ子
りうら
りうらもいじめられ始めた
なのにりうらは毎日俺に喋りかけた
笑顔で弱いとこなんて一切見せずに
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
りうら
ないこ
りうらは間違えなくあっち側の人間だった
俺とつるむまで
なのにりうらはなんで俺とつるむのだろう
本当に理解ができなかった
しかも、一回も俺を責めたことないのだ
俺のせいでいじめられてるのに
本当に裏表がないいい子だと思う一方で
りうらへの恐怖心はどこかにまだあった
いや、前よりもずっと、強まっていた
それを見て見ぬ振りふりをしていた
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
りうら
ないこ
りうら
りうら
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
ないこ
初めて会った時からずっと
ないこ
りうら
ないこ
その唇を奪いたいって思ってたんだ
りうら
りうら
りうら
顔を真っ赤にしながら苦しそうに息をあげて
もうやめてと訴えるように俺の胸をポカポカ叩いてるりうらをみて
可愛いなと思った
もっといじめたくなった
けど、俺にはちゃんと理性がある
我慢ばっかの人生だったから
りうら
ないこ
りうら
りうら
りうら
ないこ
自分でも驚いた
今まで我慢ばっかの人生だった
行動よりも先に考えるのが当たり前で
なのに
今本当に無意識だったんだ…
無意識にりうらの唇を奪っていた
こんなの生まれて初めてだ
それから俺らは色んなとこでデートした
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
りうら
ないこ
りうら
ないこ
ほんと、色んなとこに行ったなぁ2人で
幸せだった
いや、2人の時だけ幸せだった
学校に行くといじめられ
いじめっ子
ないこ
りうら
いじめっ子
りうら
りうら
ないこ
家に帰ったらまた怒鳴り声
ないこ母
ないこ父
ないこ母
けどこの時の俺にはちゃんと居場所があった
りうらという居場所が
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
幸せだったんだ
こんな酷くて残酷な世界なのに俺は
この世界にりうらがいると言うことだけで
この世界にいたいと思ったんだ
けど、やっぱりもう全部耐えきれなくなって
りうらに一緒に死のうと言ったんだ
…りうらは親に虐待を受けてるらしい
それを聞いてりうらも元からこっち側の人間だったんだって知って
親近感が湧いたんだ
だからこんな残酷の世界いらないってりうらも思ってると思ってたんだ
俺がこの世界にいなくなったらこの世界なんか捨てる側の人間だって
だから、俺は死の世界にりうらを誘ったんだ
だけどりうらは
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
ないこ
りうら
なん…で…?
りうら
なんで…?
こんな辛い思いをしてもなお、生きたいって思えるか…?普通…?
…俺がいなくてもりうらは…
りうらは…
この残酷な世界を楽しめると言うのか…?
なんで…?
なんでなんで…?
俺はりうらしかいないのに。
りうらが必要なのに。
なんでりうらは…
ないこ
りうら
りうら
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうらには俺しかいないってこと
わからしてやるよ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
りうら
りうら
りうら
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
おじいちゃんは昔から俺をよく気にかけてくれた
家が遠くて全然会えてないけど
会った時はいつも親の怒鳴り声を聞かせないために
俺と一緒に色んなところに出かけてくれた
おばあちゃんが亡くなってからおじいちゃんは1人で寂しく過ごしている
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
りうら
ないこ
ないこ祖父
ないこ祖父
ないこ祖父
ないこ
ないこ祖父
ないこ祖父
ないこ
りうら
ないこ祖父
ないこ
ないこ祖父
ないこ
ないこ
りうら
ないこ祖父
ないこ祖父
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ祖父
りうら
ないこ祖父
ないこ祖父
ないこ祖父
りうら
ないこ祖父
ないこ
ないこ祖父
りうら
ないこ祖父
りうら
ないこ祖父
りうら
りうら
ないこ祖父
りうら
ないこ
ないこ
ないこ祖父
りうら
りうら
りうら
りうら
ないこ祖父
ないこ祖父
りうら
ないこ祖父
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
りうら
りうら
ないこ
りうら
ないこ
ないこ祖父
ないこ
ないこ祖父
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
バイト先の店長
ないこ
バイト先の店長
ないこ
バイト先の店長
バイト先の店長
バイト先の店長
バイト先の店長
ないこ
バイト先の店長
りうら
バイト先の店長
バイト先の店長
りうら
ないこ
俺達は必死に働いた
朝から晩まで1週間丸ごといれて
バイト先の店長
ないこ
バイト先の店長
りうら
バイト先の店長
りうら
バイト先の店長
バイト先の店長
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
ないこ
りうら
りうら
ないこ
りうら
それからも俺はずっとずっと働き続けた
早くりうらと
2人きりになるために
そして祖父を頼りにしなくても
生きていけるようなお金を手に入れた時
祖父は死んだ
りうら
りうら
りうら
りうら
ないこ
ないこ
りうら
りうら
りうら
祖父を亡くした今、りうらのそばに入れるのは
俺だけだった
ないこ
ないこ
俺のものだけにできる
りうらには俺が必要なんだ
りうらを俺のものだけにするために俺は
祖父を殺した
ないこ
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
ないこ
りうら
りうら
ないこ
ないこ
りうら
あぁ、、やっぱり、りうらは俺がいないとダメなんだな♡
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
りうらの友人
りうら
ないこ
りうら
りうら
りうらの友人
りうらの友人
りうら
ないこ
りうらの友人
りうら
りうら
りうらの友人
りうら
りうらの友人
りうら
りうらの友人
りうらの友人
ないこ
りうら
りうらの友人
りうら
ないこ
りうらの友人
りうら
りうらの友人
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
りうら
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
りうら
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
俺はりうらを殴り続けた
何時間も。何時間も。何時間も。
わからせてやらないと。
りうらには俺しかいないと言うことを。
りうら
俺はそれから毎日りうらを殴り続けた
部屋から一切出さずに
その日々が1年近く続いた頃
バイトが終わり帰ってきていつものようにこの部屋にきたら
そこにりうらはいなかった
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないくんのとこから逃げて2年くらいたつ
俺は未だに時々彼のことを思い出す。
りうら
ほとけ
この水色の頭をしている人はほとけ。
俺がないくんのとこから逃げて生きるのに困っていた時に拾ってくれたんだ
そして、今の俺の彼氏だ
りうら
ほとけ
りうら
俺はあの人にDVされてる間
親に虐待されてた時を思い出したんだ
怖い
怖い
怖い
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
なのに…なんで…
俺は今もまだ、彼を思い出すんだろう、、
殴られても蹴られても縛られても
俺は…あの人のことが好きだったんだ…
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
俺はこの2年間りうらを探すために色んなとこに行った
日本中、隅々まで探すんだ。
日本全部回ったら海外に。
絶対、何年、何十年、何百年経ってもりうらを見つけ出してやる
ほとけ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
りうら
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ほとけ
りうら
ないこ
ないこ
ほとけ
ないこ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ほとけ
りうら
ないこ
ないこ
ないこ
ほとけ
りうら
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
りうら
ほとけ
りうら
ないこ
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
ほとけ
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ほとけ
りうら
ないこ
ないこ
ほとけ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ほとけ
ないこ
ないこ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
ないこ
ないこ
りうら
ほとけ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
ないこ
ないこ
りうら
りうら
りうら
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
なぜか俺は泣いていた
やっとりうらを手に入れられたのに
この涙は
後悔の涙だった
りうらと行った海。
りうらに選んでもらった服。
りうらと一緒に食べたホットケーキ。
りうらと2人で見た花火大会。
りうらと暮らした家。
りうらと通ったコンビニ。
りうらと一緒にいじめられた学校生活。
一気に
まるで走馬灯のように
りうらとの思い出が頭の中に一瞬で流れてきた
もう、この世界でりうらと過ごすことはないのだ。
りうらと一緒に笑うことはないのだ。
ないこ
ないこ
俺にはりうらしかいないんだ。ずっと。
だけどりうらは俺がいなくてもこの世界を楽しめて。
それが気に食わなくて。
どんどん自分勝手に自己中になってきて。
今も昔もこれだけは変わってないのに。。
りうらが好きだというこの気持ちは変わってないのに。。。
久しぶりに学校にきた
初めてりうらと出会ったこの場所に。
りうらの首を持って。
ずっと雨が続いていた
生きていることが雨だった
けど…りうらといる時だけ晴れだった
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
今、この瞬間
死と生の境目にいるこの瞬間
久しぶりに晴れた気がした
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