鬱先生
近づくなっ…!!!
トントン
鬱くん……まっ…!!
鬱先生
お前なんかしねばええ!!
銃声が鳴り響き、目の前で血しぶきが広がる。 うまく見えなかったが、そこで大切な人が倒れている
俺は……
俺は一体…なにを……
……そっか…俺はこいつを… 殺したいほど恨んで……
トントン
大先生っ…!!
鬱先生
っ…!!
トントン
よ…よかった……目ぇ覚めたんやな…
と、少し安心した表情を見せてきた どうやらあのあと気を失ってそのままシャオロンが、医務室に運んできたらしい。
鬱先生
……
トントン
大先生…?大丈夫か…?
トントンが心配そうにこちらに腕を伸ばしてきた。 俺はそれを拒んでしまった
嫌だ。
鬱先生
……
トントン
っ……大先生…ごめんな…
鬱先生
あ……え…?
トントン
俺じゃ…お前の隣にいれへんわ!
泣きそうな顔をして、涙をこらえてる表情が見えた 俺に伸ばしてきていた手が震えていて、涙が頬をつたって落ちた。
部屋に日が差し込んで、涙が陽の光で輝くのも見えた ぼー…っと眺めていたと同時にトントンから衝撃的な発言が聞こえた。
トントン
俺、軍人に戻ることになった
鬱先生
え…
トントン
だから…お前とはお別れや
鬱先生
嘘……やろ?
トントン
……いい加減思い出せよ。
俺とお前の間で、過去に何があったか。
俺とお前の間で、過去に何があったか。
冷酷な目で見られてずきりと心が傷んだ。 何かが壊れて、ぽろぽろと涙が流れた 頭が痛い。 吐き気もする。 めまいがして…また、意識を失いかけた。
トントン
………そう、望んでたのはお前やろ。
トントン
シャオロン。