星に祈りを

今日も世界は平和

君がどこかに行ってしまっても

この世界は止まることを知らない

止まってしまったのは俺の中の時間だけ

俺の中に君は、まだいる

ずっと、逃げちゃ駄目だと思ってた

でも、君と離れられない｢弱さ｣が｢逃げ｣なんだ

ずっと前に、君が教えてくれた｢強さ｣の意味

今なら分かるよ

その日、俺は泣いていた

母を守るって父と約束したのに

守れなかった

そんな時、君が現れた

君は、俺のそばに来て背中をさすってくれた

何を言っているのか、その頃の俺は分からなかった

でも、君がいない今だから、分かる

弱くてもいい

どうだっていい

どうなったっていい

君のことを忘れたくないだけなんだ

もう、俺の心はボロボロで、

君がいないだけでこんなにも苦しいんだ

時々でいい

あの冒険を思い出してドキドキしてみてほしい

ほんの少しでいい

あの日々に戻るのを想像してほしい

約束の日は誰にも秘密のまま

心がボロボロでも

君がどこかで生きてると思うだけで

まだ、歩けそうなんだ

今でも俺は、ここで待ち続けている

いつか、来てくれると信じて

この声が、聞きたかった

君が、消えていく

涙が頬を伝う

…そっか

頑張ったね

俺に、会いに来てくれて

ありがとう

やっぱり君は

君が先に星になってしまって

それでも

約束を果たしてくれた

向こうでの君の幸せを

俺はずっとずっと、祈り続けてる

間違っても、失っても

祈り続けてる

君に、届きますように