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#創作BL
灯依
528
狗巻君は、相変わらず歩くのが早い。
見失わないのに必死だ。
そしてしばらく歩いた後、 薄暗くて怪しい路地に入っていった。
隼兎(はやと)
ボクと鳥鼠先生も、 おそるおそる路地の中に入っていった。
隼兎(はやと)
隼兎(はやと)
隼兎(はやと)
トコッ トコッ
ピタッ
しばらく進んだ後で、狗巻君が急に立ち止まった。
隼兎(はやと)
ボクはドキッとして、 すぐに近くの大きいゴミ箱に隠れる。
狗巻(いぬまき)君
狗巻(いぬまき)君
狗巻(いぬまき)君
隼兎(はやと)
隼兎(はやと)
ドキドキッ
ドキドキッ
心臓がバクバクして、冷や汗がとまらない。
隼兎(はやと)
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
ボクの腕を掴んで、鳥鼠先生がそう言った。
隼兎(はやと)
ボクは恐る恐る、狗巻君の方を見た。
野良犬
すると、1匹の野良犬が 狗巻君のところにやって来ていた。
レジ袋の中身を取り出すと、 野良犬が夢中で餌を食べている。
そして、狗巻君が野良犬の頭を撫でる。
狗巻(いぬまき)君
狗巻(いぬまき)君
狗巻(いぬまき)君
狗巻(いぬまき)君
狗巻(いぬまき)君
狗巻君のその姿を見て、 鳥鼠先生がそっと言った。
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
ボクも、狗巻君は犯人じゃないと思った。
こんな優しい人を疑っていたなんて、 ボクは申し訳なくなった。
明日、ここちゃんに 狗巻君の誤解を解いてあげよう。
隼兎(はやと)
隼兎(はやと)
隼兎(はやと)
隼兎(はやと)
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠(とね)先生
鳥鼠先生はそう言って、 ボクたちは暗い夜道を歩き出した。
鳥鼠先生が優しくて、涙が出そうになる。
前に悩み事を相談したときも、 こうやって自宅まで送ってくれてたな。
こんなに優しい人が沢山いるのに、どうしてこんな事件が起こっちゃったんだろう。
コメント
1件
うーん、このエピソード、じんわり沁みました……。狗巻くん、まさかの野良犬に餌をあげている優しい人だったんですね。薄暗い路地にビクビクしながら尾行していた隼兎くんの緊張が、一気に申し訳なさと安堵に変わるところがとても好きです。 鳥鼠先生の「もう少し様子を見よう」「気づかれてないはずだ」という落ち着いた声も、先生らしい頼もしさがあって胸が熱くなりました。「こんな優しい人が沢山いるのに」という隼兎くんの最後の問いかけが、事件の裏側にある悲しさを感じさせて、物語に深みを出していますね。続きが気になります!