ママはお姉ちゃんだけ可愛がる。
いつも「我慢しなさい」と言って、無力な私を厳しく教育して、
お姉ちゃんを愛しそうに撫でてあげる。
だが、それには理由があった────────────。
姉
母
母
姉
姉
姉
母
姉
母
杏
母
杏
杏
キィィ…。
杏
そう言って、私は自分の部屋のベッドへ飛び込む。
すると、親友・紀伊からメッセージが送られた。
kii「家庭、どうだった?笑」
杏
そう思いながら、私は紀伊に「大丈夫だよ!心配ありがとう!」と送った。
杏
「迷惑かけたくないもん」
いつの間にか口癖になっていた「迷惑」。
それが、私を弱くしたんだ…!
杏
杏
そう言って、私は自分の首にカッターを突き刺した。
杏
杏
それから、私の意識は途絶えた。
杏
杏
杏
姉
杏
姉
杏
杏
姉
姉
杏
杏
お姉ちゃんが言った言葉が、私の涙腺を崩壊させた。
お姉ちゃんによると、お母さんは私がカッターを首に刺して倒れているところを見つけ、
「これで自分も…」、と、自分のお腹にカッターを突き刺したらしい。
姉
姉
姉
杏
姉
姉
姉
姉
姉
姉
杏
そして、横のベッドには…綺麗な白い顔をしたお母さんの姿があった。
杏
そして、私の頭の最後に聞こえてきたのは、
母がいつも寝る前に言ってくれた…
「おやすみ、元気でね。」
作者
コメント
3件
え.........🥺
おやすみげんきでね?
うわぁぁぁぁ!! めっちゃ良いお話!泣けてくる( ´•̥ ̫ •̥` )