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主
主
主
鈴楽
主
五条悟という、兄がいない間に僕は生まれた
………
幼少期…
鈴楽
鈴楽
鈴楽
鈴楽
父
母
鈴楽
この頃はとても幸せだった
だけどその幸せは長くは続かなかった…
僕が5歳になった頃
母が呪詛師であったことが判明した…
同時の僕には"それ"がどれだけの事なのか分からなかった…
母が呪詛師であったことが判明してから
父は変わった…
僕に暴力を振るうようになった
父
鈴楽
父
父
鈴楽
父
父
父も追い詰められていたのだろう
使用人からの陰口、視線
上からの圧力
呪術師としての立場
何より愛した母からの裏切り…
だから父さんはより、
母とそっくりなこの真っ黒な"眼"を持つ、僕を憎んだのだろう…
きっと、僕が壊れ始めたのも此処からだろう…
僕が眼を隠すようになった 丁度その頃…
任務が与えられた
その任務は"母、呪詛師を殺せ"とのことだった…
鈴楽
指定された場所を見る
声が聴こえた…
叫び声と…
酷く楽しそうな笑い声だった…
鈴楽
鈴楽
鈴楽
人がいた…
酷く崩れた顔をして逃げている
それを楽しそうな笑顔で追いかける母がいた…
あっと言う間に人が殺された…
母は僕に気がついたようだった…
鈴楽
声にならないようなか細い声で問いかけた
母
鈴楽
母
何故当たり前のことを聞いてくるのか分からない…そんな返事をされた…
鈴楽
母
鈴楽
母
鈴楽
鈴楽
母
この言葉で僕の言葉が母に届かないことが幼いながらに分かった…
母
鈴楽
そこからは覚えてない…
正気に戻ったとき、
血まみれの母とそれを見下ろすように立っている自分がいた…
鈴楽
母
母
母
母
母
鈴楽
最後の最後に母親らしいことを言って
母はこの世を去った…
…
それから僕は…
田舎の祖父母と一緒に暮らすことになった
しばらく無意味な時間が過ぎていった…
母を殺してしまったこと、父からの暴力、わずか5歳の子供に母を殺せと言った上層部
色々なことが頭をよぎって…
何も考えたくなかった…
何をすればいいのか分からなかった
時は過ぎていき
今に至る…
ただ、母の言葉を残して…
主
主
鈴楽
主
主