稔音
穂架
私達は、向日葵畑に来ていた
向日葵畑と言っても、近所の空き地に咲いている向日葵だ
どうしてこんなところに来ているのか
それは、とある噂を聞き付けたからだ
稔音
穂架
こんなところになぜ幽霊がいるのか
それが言われるようになったのは、とある噂がきっかけだった
その噂とは
庭に向日葵が咲いている空き地で少女の幽霊を見かけると、恋が叶う
というものだった
穂架
稔音
そんな話をしていたとき、突然白いもやが見えた気がした
稔音
穂架
稔音
でも、私は直感していた
これは勘違いではないと
だって、そのもやは...
向日葵の前に座って、泣いていたから
声を聞いたわけではない
キラキラと、もやの上から下へ、何かが落ちているから
それが涙だと思ったから
そのもやは“少女”だと思った
稔音
穂架
穂架
穂架
稔音
稔音
稔音
穂架
稔音
稔音
稔音
穂架
穂架
稔音
稔音
穂架
稔音
私達は、そんないい合いをしながら帰った
幽霊
幽霊
幽霊
向日葵の花言葉は
憧れ 崇拝 情熱 あなたは素晴らしい あなたを幸せにします
そして
あなただけを見つめる──
コメント
17件
花言葉が伏線とはっ! 面白かったよ(*ˊૢᵕˋૢ*)~♡
すげぇ…… ユーレイの子なんか好き()
いつもこうだ... 短編集は感情に任せると変な風になる()