翔太はもういない。
わかれた時とは違う喪失感に襲われる。
もう二度と………会えることのない。 もう二度と……。
美空
ひっ……くっ………しょう、た………
嗚咽が、涙が止まらない。
大好きだった。
大好きだった。
別れても、忘れようとしても、ずっと、ずっと、大好きだった……。
美空
しょった……なんでっ……なんで……
溢れる涙を拭いながら、顔をあげると、投げ出した荷物の中にある一冊の本が目には入った。
美空
あ……
それは、翔太のお母さんから渡された日記帳だった。
渡された意図はわからない。けれど、これが今私の手元にある唯一の形見だった。
美空
こんなのつけてたなんて聞いたことなかったな
一ページ目を開いてみる。
そこには私の知っている翔太からの想像のつかない、几帳面な文字が書き綴られていた。
渡辺 翔太 14歳
好きな食べ物 ラーメン
嫌いな食べ物 ピーマン
好きなこと 友達と遊ぶこと 日記を書くこと
嫌いなこと 病院に行くこと
明日から三年生(中学)。今年もみんなと楽しく過ごしたい。
美空
翔太………
私が出会う前の翔太がいた。
アベベ
最後まで見てくれてありがとうございます。
アベベ
遅くなってごめんなさい。
アベベ
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アベベ
続きは次回
バイバイ👋
バイバイ👋
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