口癖「死にたい」の君へと。

それが俺の

口癖だった

言い出したのは小学6年生からだった

その頃は本当に嫌な事ばかりだった

まぁ小学校だったからメンタルが脆い

という点を含めてででもだ。

俺は自分で言うのもなんだけど運動神経はいい方だと思う。

身長が運動に関係の無い物だったら

率直に言うと

無敵

だった。

それでも日向はテレビで見た

小さな巨人

を見て小さいが弱点でもバレーが

したかった。

でも現実は非情である

みんな色々な運動部に誘ってくるも

俺は

「ごめん。バレーがあるから。」

と言い続けた

バレーに対する一途な気持ちを大切にしていた俺はごめんと言いながら

バレーを続けていた。

ある日突然俺が

と言っても返事が無かった

どうしたのだろうとおもった。

そうやって机を覗いたら

罵詈雑言書かれた俺の机があった

おれは初めて虐めを知った。

最初は怖かったけど虐めを無視してた

だがﾄﾞﾝﾄﾞﾝエスカレートしていき

おれは初めて

と言ってしまったのだ

日向はバレーを嫌いになれないから

バレーを捨てることが出来たら虐めに受けなくてもいいけど

それでもバレーを捨てれないから

自分を軽くしか

扱えないようになっていった

中学になっていった俺は

最初は虐めを見てることしか出来なかったイズミんとコージーに助けて貰った

中学は普通に過ごせた。

ソレでもコソッと出る本音

「死にたい」

は完全に排除出来なかったのである

少し辛いことがあれば

もう

「死にたい」

という口癖を言ってしまう体に

なってしまったから

元気で明るくて天神乱漫な彼は

人前では言わないものの

1人になった瞬間これを言ってしまう身体になってしまったのだ。

ある日の部活動

その瞬間

第二体育館は静かになった

聞き間違えかと思った部員は

そのまま部活を進めようとしたが

ヘタレながらも聞いた旭さんによって

事が大きく発展しようとしていた