鬼頭 杏
んーっと
鬼頭 杏
どこだ〜?
スーウッスーウッ
鬼頭 杏
??
鬼頭 杏
あくび?
鬼頭 杏
気のせいよね
鬼頭 杏
早く探さないと
鬼頭 杏
授業に遅れちゃうっ
先生
あらっここの部屋開けっ放しじゃないの
先生
最後に入ったんなら鍵ぐらい閉めなさいよ
ガチャン
鬼頭 杏
…
鬼頭 杏
ん??
鬼頭 杏
今の音ってまさか…
鬼頭 杏
鍵閉められた!?
鬼頭 杏
うそっ!!どうしよ、
ガチャガチャ
鬼頭 杏
あ、開かない!!
鬼頭 杏
誰かっ!!
鬼頭 杏
まだ閉めないで!
…
鬼頭 杏
やばいっ、どうしよ
綾西 千秋
んぅ、
綾西 千秋
もう何?うるさいなぁ
鬼頭 杏
!!
鬼頭 杏
(良かった!!まだ人がいたって…)
鬼頭 杏
綾西君!?
綾西 千秋
そうだけど
鬼頭 杏
今授業中だよね、?
綾西 千秋
えぇそうだっけ?
綾西 千秋
よくわかんないや
綾西 千秋
君はこんな所で何してるの?
鬼頭 杏
私っ?
綾西 千秋
君しか居ないじゃん
鬼頭 杏
私は先生に忘れ物を取りに行くようお願いされたの
綾西 千秋
そーなんだーぁ
綾西 千秋
なんか寝起きって喉渇くなー
綾西 千秋
血、血が吸いたい
鬼頭 杏
!!
鬼頭 杏
(血吸われるかなっ)
鬼頭 杏
(でもこの前百合香ちゃん以外の人の血は吸わないって言ってたし、)
鬼頭 杏
(大丈夫よね、)
綾西 千秋
っはぁっはぁ
綾西 千秋
血、血吸わないと…、
鬼頭 杏
!?
鬼頭 杏
大丈夫、?
綾西 千秋
やっばい…、
綾西 千秋
吸血タンク、どこだろ、
綾西 千秋
ロッカーの中だ…
鬼頭 杏
血吸わないとどうなっちゃうの…、?
綾西 千秋
干からびてし、死ぬ、んだ
鬼頭 杏
!?
鬼頭 杏
やばいじゃない、
鬼頭 杏
(どうしよっ、このままだと綾西君が、)
鬼頭 杏
(でも昨日感じた痛みをまた感じなくちゃいけないの?)
鬼頭 杏
(でも私が血をあげないと)
鬼頭 杏
(綾西君は…、)
鬼頭 杏
…
鬼頭 杏
綾西君!
鬼頭 杏
私の血、吸っていいよ、!
綾西 千秋
!?
綾西 千秋
で…も..、人、の血は…、
綾西 千秋
百合香…、以外……飲め、な…い
鬼頭 杏
っ!!
鬼頭 杏
そんな事言ってる場合じゃないでしょ!!
鬼頭 杏
自分が生きるか死ぬかなんだよ!!
鬼頭 杏
誰の血なんて今は関係ないよ!
綾西 千秋
────!?
綾西 千秋
じゃあ…、
ガブッ
鬼頭 杏
ッ────!!
ゴクゴク
鬼頭 杏
うっ…、うわぁ、あぁ…、
ジュルジュル
鬼頭 杏
んはぁ…、あっ..
鬼頭 杏
(何この感覚、)
鬼頭 杏
(痛くは無いけど声が出ちゃう、)
鬼頭 杏
(気持ち悪い…、)
綾西 千秋
美味しい、
鬼頭 杏
あぅ……、そんなに吸っちゃっ…、ダメっ、
綾西 千秋
吸っていいって言ったのは君じゃん
ガブッ
鬼頭 杏
あ"っ、…い"
鬼頭 杏
い"や"っ…、
鬼頭 杏
っはぁ..、はぁ、……
綾西 千秋
ぷはっ生き返った〜
綾西 千秋
君の血凄く美味しいね
綾西 千秋
百合香の血と比べ物にならないくらい美味しかったよ
鬼頭 杏
っはぁ…、それは良かった…、
綾西 千秋
じゃあもうそろそろここ出よっか
鬼頭 杏
えっ、?
鬼頭 杏
でも鍵かけられて…、
綾西 千秋
あ〜
綾西 千秋
鍵なら持ってる
鬼頭 杏
…
鬼頭 杏
は?
綾西 千秋
ん?
鬼頭 杏
いやっ、え?
鬼頭 杏
何で最初っから鍵開けないのよ!!!
綾西 千秋
まぁまぁまぁ
綾西 千秋
早く出よー
鬼頭 杏
(なんなのこの人…、)
鬼頭 杏
あ、
鬼頭 杏
待って、
鬼頭 杏
先生にパソコン取りに行くよう言われたの
綾西 千秋
もしかして君が探してるパソコンってこれの事?
鬼頭 杏
あ!!それだ!
鬼頭 杏
どこにあったの?
綾西 千秋
覚えてなーい
鬼頭 杏
だ、だよねぇ〜、笑
先生
おぉ鬼頭
先生
お前遅かったじゃないか
先生
俺のパソコンは見つかったか?
鬼頭 杏
遅れてすみません、ありましたよ!
先生
おぉ!見つかってよかった〜
先生
ありがとな
鬼頭 杏
いえいえ
鬼頭 杏
(まだ頭クラクラする…、)
鬼頭 杏
(でも昨日よりは大分マシだわ、)
お昼
羽田 響子
今日はどこでランチ食べよっか〜
鬼頭 杏
私、食欲無いな…
羽田 響子
えっ
羽田 響子
大丈夫?体調崩した?
鬼頭 杏
いやっ、そんなんじゃないの…、
鬼頭 杏
なんか目眩がするっていうか…、
鬼頭 杏
吐き気がっ…、やばい、
羽田 響子
明日世界各国旅行なんだよ!?
羽田 響子
今体調崩されたら困るわ
羽田 響子
医務室に行きましょ、
鬼頭 杏
う..ん、