窓から白い光が差し込む
明人
んぁーー
明人
あれ?俺どうして病室にいるんだ?
明人が目覚めるとそこは病室だった
看護師
あら、明人さん目が覚めたのね。
看護師
凛ちゃんはまだぐっすり疲れて寝ているのね。
看護師
早くあなたの記憶が元に戻りますように。
明人
記憶が戻る?
明人
まさか、この女の子は記憶喪失なのか?
明人の横にはぐっすりと眠った女の子が明人の手をぎゅっと握っていた。
明人
確かあの人は凛って言ってたよな?
明人
でもなんで俺はこの子の手を握っているんだ?
凛
うーーん
凛
あれ?いつの間にか私寝ちゃってた?
明人
凛さん?でいいんだよね?
凛
うん!私は凛って言うの!
明人
俺は明人。よろしく。
明人
(記憶喪失の話は今はしない方がいいか。)
明人
(急にそんな話されても訳分からないだろうし。)
明人
あのー。
凛
うん?
明人
なんで俺たちは手を繋いでいるだろうねー。あはは。
凛
!
凛
こ、これは違くて!
凛
気にしないで!
明人
?
明人
(何かおかしい気がするけど寝起きだから頭回んないな。)
凛
て、てか明人!
明人
は、はい!
凛
私のことは凛さんじゃなくて凛って呼んで!敬語はお互いなしね!
明人
う、うんわかった。
看護師
あら。凛ちゃん起きたのね。凛ちゃんも疲れてるでしょうから隣のベッドで安静にしててね。
凛
はーい。ありがとうございます。
明人
?
明人
(やっぱり何かがおかしい気がする)
凛
ふぁ〜あ。
凛
ねっむ。
凛
ごめんもう少し寝るね。
明人
う、うん。
凛はすぐにまた眠りについてしまった。
明人
トイレに行きたいな。
明人
少し探索がてら行ってみるか。
明人が院内を歩いているとそこにはたくさんの短冊が飾ってあった。
明人
ん?これは‥
そのうちの1つに凛と書いてある短冊があった。
この恋が実りますように。
明人
凛の短冊。
明人
凛は誰かのことが好きだったのか。
明人
でも、今は記憶喪失で多分その相手のこともわからないはず。
そのとき明人はもっと凛に寄り添ってあげようと決めた。
凛
明人!
明人
凛、
凛
勝手にどっか行かないで!
凛
心配したんだから!
明人
ごめん。
明人
ちょっとトイレに行きたくてさ。
凛
私には明人しかいないの。
凛
だからお願い。もう私の前からいなくならないで。
凛
怖いの。
凛
もう。
明人
ご、ごめん。
明人
(そうだよな。彼女にとっては名前がわかるのはきっと俺だけだもんな。)
明人
(記憶喪失でパニックをおこしてるんだろう。)
凛
あ
凛
ごめん急におっきな声出して。
明人
ううん。大丈夫。
凛
そうだ!ちょっと外に出ない?
明人
いいけど大丈夫なの?
凛
看護師さんに聞いてみよ!
明人
(確かに外に出てみたら彼女はなにか記憶を戻せるかもしれない。)
明人
うん行ってみよう。






