先生
席替えすんぞー
先生
くじ引いてけー
湊
まじでっ?神ってるわ
小さく溜め息をついてくじを引く
美月
13、、番、
独り言のように呟いて君が騒ぐのを待つ
湊
俺12ばーん!!
今年の運は悪くない
美月
湊、
湊
みーつきっ!何番っ?
美月
13番、湊の後ろ!!
湊
俺ら運いいな!
神様も信じてみてもいいかも、 なんて子供じみた事を思う
美月
寝てたら起こすから!笑
湊
げぇー、、寝かせろよぉ
美月
やだ 笑
だって
折角、席が近くなったのに
君は机に突っ伏して
私は真面目に授業を受ける
なんて、つまらないじゃない。
先生
1限までに移動しとけよー
湊
窓側とかいい席すぎな?
美月
ね〜
晴也
よっ、おふたりさん
湊
またお前が隣かよ
晴也
ダメかよ
湊
ダメとは言わないけど
美月
ふふ 笑
美月
仲いいんだね
晴也
まぁ、悪くは無い
湊
ツンデレか
晴也
うるせぇ
美月
授業中も楽しくなりそう
湊
だと良いな!
美月
うんっ 笑
放課後、黄金色の光が射し込む教室
数式で埋め尽くされたノートを眺める
君が居ない教室は 誰が居ようと静かに思える
部活の掛け声
隣の教室のはしゃぎ声
先生の怒鳴り声
鴉の鳴き声
色んな声が、音が聴こえる
そんな静かな教室に君は現れる
湊
美月じゃーん!
子犬みたいな笑顔を此方に向けて
美月
湊、帰ったんじゃなかったの?
何時からか私の世界に色を付けてくれて
湊
忘れ物してさ 笑
そうやってあの時も私を助けて
美月
ふーん
君はどういうつもりなのか私と話す
湊
美月は何してんの?
私を気にかけてくれるとことか
美月
私はいつも自習してるから
湊
え、自習って自習、?
ちょっと阿呆っぽいとことか
美月
う、うん 笑
湊
やっぱ美月はすげぇや!笑
そういう所
美月
ふふ 笑
美月
ありがと
好きになっていた
美月
ねぇ、湊って今好きな人いる?
湊
んー、分かんない
湊
放っておけない子なんだけどさ、
湊
恋にしちゃダメな気がする
美月
、どうして?
湊
真っ直ぐな奴なんだよ
湊
俺なんかと付き合って曲げたくない
美月
湊、その子はきっと大丈夫
美月
きっと曲がらないと思うよ
理由は無い
もしそれが私なら大丈夫だから
だから
例えそれが私じゃなかったとしても 突き進んでくれたらいい
美月
湊、その子はきっと大丈夫
美月
きっと曲がらないと思うよ
湊
はは 笑
湊
なら其奴を好きになるかもな
君に君の事を相談したとこで 何も変わらない
少し自信が付くか
それとも不安になるか
俺はやっぱ運が良くて
前者だった
美月
その子、きっと喜ぶと思う!笑
湊
だといいんだけどな
だと、いいのにな、笑
鈍感そうな君は気付かないんだろうな
黄金色の夕日に照らされた美月は いつもより儚く綺麗に映る






