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主様の想いとラトの絶望

、、、ラト

ラト

なんですか?

ラトは、歌える?

ラト

私は屋敷の音楽担当なので、ある程度は歌えますよ。

ねぇ、ラト

ラト

はい

一緒に歌ってくれる?

ラト

もちろん

少し歌詞が違うかも、、、

ラト

かまいません。私は主様に合わせます。私でよければ、歌ってくれませんか?

歌いたい。でも場所も移動したい。

ラト

どこで歌いたいんですか?

、、、食堂

ラト

食堂ですね。分かりました。

じゃあ、行こう。

ラト

はい、主様

食堂

執事全員

主様⁈

みんな、ここにいたんだね。

ラムリ

主様ー!どうしました?僕たちに何か用ですか?
あっ!ラトっちもいる!

ベリアン

主様、ラムリくんが、、、
申し訳ありません。私たちに何かごようでしょうか?

本当はあれだけど、、、
歌、歌うから聴いてほしいなって

執事全員

ききます!

ラト

主様

ラト、一緒に歌ってくれる?

ラト

分かりました。

ラムリ

ラトっちずるい!僕も!

ナック

こら!ラムリ!

ラムリ

うざナックは黙って!

ルカス

ラムリくん、今回は聴こうか。また今度、一緒に歌ってもらえば?

ラムリ

はい!ルカス様!ルカス様がいうなら聴きます!

ルカス

ありがとう、ラムリくん

えっと、、、いいかな?

ミヤジ

いろいろと騒がしくして、すまない。主様。もう大丈夫。歌ってくれないかい?

うん、じゃあラト

ラト

はい

演劇/ナノウ

ある時、誰かが言いました

ラト

みんな役割があるんだと

足りないものを分かち合っておぎないあって生きていると

ラト

それなら私の絶望は誰かが埋めてくれるはずで

ラト\主

聞こえますか?その誰かさん

🎶〜🎵〜

ラト

誰かが誰かに言いました

君の役割は天使狩り

ラト

これは執事の役目だと

みんなそうやって生きてると

ラト

喜ぶ顔が嬉しくって必死に天使を狩りました

「自分」さえも忘れるほど

ラト

隠された絶望や

雑に捨てられた人生も

ラト

笑うときすら周りを気にするくせはいつからだったけ?

もしも願いがただ一つだけ叶うならば終わらせたいんだ

ラト

このふざけた演劇を

間違ったまま生きてきたんだ

ラト

今さら首輪を外されたって一体どこへ行けばいいの

ただ確かな「希望」を欲した

ラト

その代償がこれですか神様

全部酷すぎるよ全部

ラト\主

もういいからさ早く終わらせてよ

🎵〜🎶〜

ラト

世界は誰かの理不尽と

誰かの我慢できている

ラト

押しつけられた酷い欲も

執事がみんなが抱えてる

ラト

それなら私の失望もいつかは花を咲かすはずで

意味があると信じていた

ラト

ささやかな願い事

皆の希望や将来の事

ラト

祈りさえすればいつか叶うと誰に教わったんだっけ?

もしもどこかで見ているのなら

ラト

今の私に名前をつけて

ラト\主

もう分からなくなったんだ

ラト

お願いだから来ないでくれと

震えた両手をあわせ祈って

ラト

それでも朝はやってくるの

ただ確かな「未来」を欲した

ラト

そんなに馬鹿な願いですか神様

全部もう虚しい全部

ラト

ただ疲れたんだ

ラト\主

息をし続けるのが

🎵〜🎵〜🎶

ラト

愛されたいと願って

愛されるため「自分」を捨てて

ラト

もはや観客のいない中で声が響いたんだ

「私はここだよ」と泣いている

ラト

「どうか気づいて」と叫んでる

誰にも聞こえない、私にしか分からない

ラト

私の声だった

間違ったまま息をし続け

ラト

今更、気がついてしまったんだ
「救い」はもうここにはないと

ただ確かな「自分」を欲して

ラト

逃げ込んだ先で見つけた小さな

呪いごとくあの灯りを

ラト\主

今私の思いを伝えるから

ラト\主

目を覚まして

🎵〜🎵〜🎶

執事全員

、、、

ラト、歌、上手!

ラト

主様も綺麗な歌声でしたよ。

ありがとう!
で、みんなどうだった?

執事全員

泣( ; _ ; )/~~~

えっ?!どうして泣いてるの?

ラムリ

あるじざま〜(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

ミヤジ

主様、ラトくん(泣)

ベリアン

主様、ラトくん、、、(泣)

ラト

これは困りました。

ど、どうしよう?。゚(゚´Д`゚)゚。

ナック

主様、美しい歌、ありがとうございます!とても素晴らしい!
ですが、、、

ベリアン

主様、今の歌は?

ラトと一緒に歌詞だけ変えて歌った

ラト

歌詞は私が考えました

ルカス

そうだったんだね

ミヤジ

、、、想像を超えていて言葉がでないよ

今のは、私とラトの本当の想い。
ラトと私の過去が似ていたから。

ベリアン

だから、ラトくんを担当に

そうだよ。この歌詞もラトが私のことを考えながら、作ってくれた。
本当のことを伝えるのは苦手なの。

ラト

だから私は、音楽で伝えればいいんじゃないかと提案しただけです。

ルカス

そうだったのですね。

ベリアン

主様

なに?

ベリアン

私はいえ、私達はこれからも主様の味方です。たとえ分かり合えずとも、主様を守り続けると誓います。
ですから、どうか私達を頼ってください。

ミヤジ

ベリアンの言う通りだよ。

ルカス

私も屋敷の医療担当として、主様の心の傷を直していきたいです。辛いなら相談してくれて構いません。

ナック

ルカスさんの言う通りですよ。

ラムリ

主様、僕、主様のこと大好きです!
ですから笑顔でいてくれないと、僕嫌です!ですから主様、辛くなったら頼ってくださいね!

執事全員

その通りだ!

ありがとう!

ラト

主様、、、

ラトもありがとう。この歌詞ラトの思いも含んでたから少しラトにとっては辛かったかな?ごめんね。

ラト

いえ、大丈夫です。

でも、顔色悪いよ。

ラト

そうですか?

うん、息も少し荒いな。無理してたでしょ?絶対!

ラト

ハァハァ、、、すみません

謝らないで

ラト

っ!!

ミヤジ、ラトを私の部屋で休ませてあげて。反論なしで!
私も一緒に行く!

ミヤジ

分かった。フルーレくんにも事情を伝えておこう。

行こう、ラト

ラト

はい、主様

(ラト、待っててね。私があなたを救うから。あなたが私を救ってくれたように。今度は私が!)

次回へ続く!

主様の想いとラトの絶望

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