晃
焼真烈覇「極乱火炎流」!

鬼神
「殲獄阿修羅の怒り」

人を完全に覆ってしまうほどの火炎放射がぶつかり合いたちまち炎が巻き起こる
晃
無理ならば...!

晃が高く跳び上がり開店してから踵を振り下ろし脳天目掛けて蹴りに来る
晃
焼真烈覇「獄炎蹴雷」!
(ごくえんしゅうらい)

鬼神
「豪力」

晃
なにっ!?

鬼神
打ち込みが甘いんだよ!

防がれた手でそのまま足首を捕まれ壁へと投げ飛ばされる
晃
流石に入ったと思ったにな...!

縁川
「魔力強化」!

鬼神
(ヒュッ..)

縁川
(目の前っ!?)

鬼神
いいか、これは遊びでもなんでもないんだ

縁川
うぐぁッ..

縁川
畜生...ゲホッ....

一(ハジメ)
「大分身」!

鬼神
ほう?この数程度でどうにかしようというのか?

鬼神
「天樂浄化の炎」

一(ハジメ)
(分身に魔力を持たせても全て消される..!)

鬼神
避けた..お前だな

一(ハジメ)
(距離を取らなければ..)

鬼神
遅いぞ!

一(ハジメ)
逃げれないっ..!

晃
「核熱波動球」!

鬼神
「劫焔の一振」

一(ハジメ)
(隙ができた!)

晃
相手はこっちだ!鬼神!

晃
「焼・真・烈・覇」!

鬼神
なら最初に相手してやる!

晃
うぉぉぉぉぉっ!紅蓮の拳に力を込めてェ!

晃
「煉獄・覇王拳」!

鬼神
「鬼神轟懐」
(きしんごうかい)

晃
オラァっ..!どうだい俺の拳の味は

鬼神
満足する暇があるとは思えんな

鬼神
「天樂浄化の蒼炎火」
(てんらくじょうかのそうえんか)

晃
まだ打てるのかよ!?

晃
がはっ...やるじゃねえかよ..ッ!?

鬼神
何を呆けている

晃
目の前ッ...(よっ避けれねぇっ..!)

晃
ぐぁっ..

晃
かはっ...畜生..

鬼神
ふんっ!

晃
(ぼ..防御をっ..)

鬼神
反射的に防御を取るのは当たり前だ

晃
ぐッ!?ごはぁッ...

鬼神
顔をガードしたのは間違いだったな...

晃
ぁ..が.....

一(ハジメ)
晃っ!くっ.....自分のところに来いっ!

鬼神
よかろう..!

一(ハジメ)
(速い最初の時よりもっと目で追えなく..)横っ!?

鬼神
残念後ろだ

一(ハジメ)
(回り込まれたっ)ひとたちっ..(ドゴッ)

晃
はじめぇぇッ..!ぐっごはっ....

鬼神
内蔵がやられたんだろう、肋が2、3本刺さっている感覚はどうだ?

晃
最悪だね...!「焼・真・烈・覇」!

鬼神
「出る杭は打たれる」、知ってるか?

晃
知るかよ!

鬼神
お前みたいな突出したやつに対する言葉さ!

殴りを繰り出すとフェイントをかけ弱る足に蹴りを食らわせる
晃
ィぎっ...!まだまだァ!

鬼神
今のお前で俺に力で勝れると思うな!

晃
(畜生...さっきまでと違って手も足も出ねぇ.....なんだ?何が今までと違う...)

鬼神
右足の膝に内蔵、致命傷じゃないか

晃
いいや..俺はまだ動けるね....!

縁川
やめろ晃..!お前が強いからと言ってももう..!

晃
今俺が引いたらお前らが危険なんだよ!強いやつが...守るんだよ!

晃
来いよ鬼神ッ!

鬼神
まだ死に急ぐか!

晃
ぅぉぉぉぉぉぉらァァァっ!

鬼神
小癪な事!

鬼神
お前が来るからには俺は向かってやろう!

晃
(耐え抜けば..打ち込める場所はできる..!)

鬼神
同じガードは剥がされるだけだと分からないか!

晃
しまっ

鬼神
潰れておけ!

晃
ガぁぁぁぁぁぁっ!?(左手が折れたっ..この野郎...!)

鬼神
目つきは変わらない...ふっ、それだけは褒めてやろう

鬼神
だがあまりにも無謀だ、視界だって見えんだろう?

晃
(くそっ..朦朧としてきやがった..次はどこからだ...真正面か..横か..?)

鬼神
ふんっ!

晃
(右側..!)

鬼神
はァっ!

晃
(真正面..!)

鬼神
次でお前は負けるさ!

晃
何をォ!(左手側..!)

しかし意識が左から来る拳に逸れた瞬間右足に激痛が走る
晃
てめぇ膝をっ...!

鬼神
なに、弱点はつくものだろうが!

そして崩した体制は戻すにはあまりに間に合わない速く鋭い拳が顔、右腕、腹部へと連撃が入る
晃
ゲホッ.....

一(ハジメ)
スペルカード発動!

鬼神
スペルカードだと...?

鬼神
しかしあまりに近いな!

一(ハジメ)
(反応が早い..けどまだ!)

鬼神
....やはり未熟だな..技を見られて引かないとは

鬼神
俺も舐められたものだ!

一(ハジメ)
ぐぅっっ!?(速ッ)

鬼神
刀(命)を離すとは、剣士として失格だな

一(ハジメ)
う"ッ..あああああああああああぁぁぁァァァァッ..!!

縁川
クリスタル!

ヒュンヒュンと魔力で形成されたクリスタルを鬼神に向かって飛ばす
鬼神
(ヒュッヒュンッ..パリンッ...)....脆いな、何もかも

一(ハジメ)
あがっ..ああぁぁぁ....

縁川
う..げほっ...(肋..折れたかも.....くそっ...意識が.....落ちる....)

鬼神
武神相手にこの程度の力で向かってくるとは..舐められたものだ

鬼神
しかし....お前はこんなもんでは無いだろう?

晃
何がだ....

鬼神
はぁ...本当に腐ったな、お前は

晃
(クソが...完全に腕がイカれて立ち上がれねぇ...脚も力が入らねぇ....)

鬼神
思い起こして見るか?それとも..友が死んでも良いというのか?

晃
ッ....!(そうだぜ...朦朧なんかしてる場合じゃねぇ....!まだ死ねねぇんだよ..!)

晃
うぉぉぉぉぉッ!

メキメキと右膝から悲鳴が聞こえてくるが、雄叫びと共に立ち上がる
晃
がっァッ....

鬼神
ふっ..流石だが.....無理そうだな...

鬼神
ならば力尽きるが良い

一(ハジメ)
まだ......自分が残ってますよ......!

左手を失ってボタボタと出血し、至る所から出血しても尚立ち上がる
晃
なっ...!?よせッはじめっ!まだ俺はっ

一(ハジメ)
なぜ動くかは知らないけど....やらなければ勝てはしないんだ!

一(ハジメ)
(ごめんなさい、妖夢さん)

一(ハジメ)
スペルカード発動!

一(ハジメ)
人符「現世斬」!

鬼神
..傷をつけたことは褒めてやろう...(ザシュッ...)

晃
....はじ....め........

鬼神
さて...なぜお前が生きているか...教えてやろう

晃
生きている......?

鬼神
ただの人間がそんな致命傷..いや、即死とも言える攻撃を受けて、なぜ生きている?

鬼神
そして、お前には使命があったはずだが.....思い出したか?

晃
俺は......
